2017年03月07日

分離した投資銀行とトレーディング部門を統合して元に戻す決断


 ドイツ銀行のジョン・クライアン最高経営責任者(CEO)は
   「顧客の数を減らし、コストを圧縮する」
という方向で、1年前に分離した投資銀行とトレーディング部門を統合して元に戻す決断を行った。

 クライアン氏は5日、統合後は
   法人顧客
により重点を置き、資産運用会社など機関投資家の顧客ベースを減らす方向を目指すと語った。

 米国金融大手ゴールドマン・サックス・グループ出身の
   マルクス・シェンク最高財務責任者(CFO)
とグローバルマーケッツを統括する
   ガース・リッチー氏
が、新部門の共同責任者となるという。
 
 11年の段階で機関投資家からの収入は、法人顧客の約2倍に達していた。

 ドイツ銀行はヘッジファンドや他の金融機関から法人顧客に軸足を移し、新部門のバランスシートの約3分の2を法人顧客に振り向ける。

 両氏は、昨年加速した市場シェア縮小の阻止と18年までに7億ユーロ(約845億円)のコストを削減する計画を両立させる責務を担うことになる。
  
 クライアンCEOは顧客に直接対応する仕事に投資すると述べた。
 一方で新部門のバックオフィス(事務管理部門)のポストを削減すると説明した。


 ドイツ銀行は投資銀行とトレーディング、トランザクションバンキングの3つの分野で法人顧客を増やすことを目指している。
 新部門のリスク加重資産に法人顧客が占める割合を現在の55%から65%に引き上げ、プライムブローカレッジ業務の拡大を通じてヘッジファンドの要求に応えてきたこれまでの取り組みが大きく転換する。 


ひとこと 

 組織というものの本質を考えなければ、無駄な組織変更になりかねない。
 価値を生みだす組織づくりを模索する場合、チームワークを重視した組織や年功序列制度は日本固有のものではない。

 米国政府や大手企業の基幹部分には年功序列的な思考が組み込まれ、終身雇用のところもある。
 単純に目にしやすい部分を参考にして欧米の仕組みだと勘違いして、企業の勢いを殺いでいるところが目立っている。


    
 
   
    
posted by manekineco at 05:13| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース・話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする