2017年03月20日

「北の核心権力層の間で対立の兆候」


 韓国情報機関・国家情報院傘下の
   国家安保戦略研究院
は19日、北朝鮮から韓国に亡命した幹部級の脱北者の証言を基に作成した資料で
   「北の核心権力層の間で対立の兆候」
があることを明らかにした。

 黄炳誓(ファン・ビョンソ)軍総政治局長と崔竜海(チェ・リョンヘ)朝鮮労働党副委員長、金英哲(キム・ヨンチョル)党統一戦線部長など北朝鮮の幹部の間で激しい権力争いが繰り広げられているという。

 同資料によると金正恩(キム・ジョンウン)党委員長の下で実権を握る黄氏と崔氏について、表向きは協力しているように見える。
 ただ、生存競争が激しくなっており、互いにけん制し合う状況を越え、相当な対立関係に発展した段階にあるとした。

 研究院では特に崔氏が2014年5月に軍総政治局長を突然解任された背景には、当時党組織指導部第1副部長だった黄氏がいたとみている。

 このため、黄炳誓を中心とした組織指導部が金正恩に実力者の崔竜海が
   軍部内で自分の人脈
を構築し、勢力を拡大する兆候があると報告し、崔竜海が解任されたと分析した。

 それ以降、黄氏が軍総政治局長に就任し、崔氏は閑職に追いやられるなど権力構造に変動が生じている。

 崔氏は金委員長によって役割が
   勤労団体の総括
に限定され、力を失った状態だにある。

 当然、黄氏に復讐する機会を狙っていると研究院は情報を分析して伝えた。

 総政治局長を務めた崔竜海は、軍部内の政治・軍事・保衛部門のトップをうまく統率すればクーデターの可能性もある点をよく知っている。
 こうした機会が来れば金正恩に黄炳誓の危険性を警告して追い出すかもしれないという話が幹部の間で回っていることも明らかにした。

 また、黄氏は2010年3月の天安沈没事件を主導した「強硬派」とされる将軍
   金英哲
に対してもけん制していると見られる。

 金英哲氏が北朝鮮軍対外工作機関の偵察総局5局と、偵察総局傘下で外貨稼ぎを担当する貿易会社を統一戦線部に移管しようとする動きを見せた。

 こうした動きについても黄氏が金委員長に「金英哲が個人の権力を増長させている」と報告したようだ。

 このチクリで金英哲は昨年7月中旬から1カ月間
   地方農場での強制労働
などを含む「革命化教育」処分を受けた。

 この仕打ちに対し、自然と黄氏に対して敵意を持つようになったと研究院は分析した。

 金英哲氏が革命化教育を受けた背景として
   金元弘(キム・ウォンホン)前国家保衛相
もそのきっかけを提供したと伝えられている。

 金英哲氏が偵察総局長に就任した後、保衛省の対韓国業務を軽く扱ったことに対し、金元弘が金委員長に「金英哲氏の不倫説と不適切な言動」を報告したとされる。

 金元弘氏は金委員長の叔父にあたる2013年当時、北朝鮮ナンバー2だった
   張成沢(チャン・ソンテク)
の粛清を主導し、中心人物として暗躍した。

 その後、中国との関係が悪化し張成沢の利権も手にすることが出来なかったことから、「権力争いに敗れ」て昨年末に突然解任された。

 金元弘は12年に秘密警察のトップ
   国家保衛相
に就任した。
 その後、総政治局と総参謀局の幹部十数人を出頭させ粛清したため黄との関係が悪化した。

 また、金元弘が保衛省を通じて軍に介入しようとする動きを見せたことに対し黄が激高した。
 金元弘が軍団長、師団長級以上に「息の掛かった人物」を据えようとしていないか
   「24時間徹底的に監視しろ」
と黄が部下に命令したとされる。

 北の幹部の間では、黄炳誓と金元弘の関係はいつ爆発するか分からない休火山だという話が広がっているようだ。

 崔氏も労働党組織指導部や検閲委員会などの側近に対して保衛省を検閲するよう誘導したことで、金元弘氏と衝突したと伝えられる。

  

ひとこと

 権力が固まるまでには紆余曲折があり、その中で権力がある忠臣は粛清されることが多いのも歴史的な事実だろう。



 
 

    
posted by manekineco at 06:30| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース・話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ストライク(6196) 従来の業績予想を修正


 M&A(合併と買収)の実務に精通した公認会計士が主体のストライク(6196)は13日大引け後に従来の業績予想を修正すると発表した。

 2017年2月期(2Q)の経常利益は5億9400万円となる見通し。
 前期は5億100万円、従来予想は3億6000万円だったと報じられた。 


ひとこと
  
 資格保有だけではなく実績がものをいう。
 サムライばかりでは飯が食えなくなることもある。



    


   
    
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