米国大統領の
ドナルド・トランプ氏
の政権は12日夜、医療保険制度改革法(オバマケア)の下で保険会社に支給されている
コスト・シェアリング・リダクション(CSR)
と呼ばれる連邦補助金の支払いを直ちに停止すると発表した。
ハーガン厚生長官代行とメディケア・メディケイド・サービスセンター(CMS)のトップの
シーマ・バーマ氏は
、CSRの支払いを移行期間なしで直ちに停止すると表明した。
なお、次の支払いは来週予定されており、大混乱が予想される。
CSRは、オバマケアの制度を利用して保険に加入した
低所得者の自己負担支払い
を支援する補助金で、その合法性がこれまで争われていた。
なお、保険会社は支給が打ち切られた場合、保険料を大幅に引き上げるか撤退すると表明している。
ホワイトハウスの声明では、オバマケアの下で保険会社へのCSR支払いに充当されている予算はないとの結論に司法省と厚生省が達したと説明した。
また、こうした不法な支払いを通じた保険会社の救済は、前政権が
破綻した制度
を支えるために法律を避けて通り
税金を乱用
したことを示す例の一つだと主張した。