太陽の活動が活発化した時期がそろそろ終わりだともいわれる地球に影響がある状況に変化が生じ始めた。
ここ数年の炭素排出量は
化石燃料の燃焼
などといった排出の原因となる
人間の活動
が増えた証拠がないにもかかわらず急増しいることは化石化燃料による影響があると単純には言えない状況を示している。
人工衛星が収集したデータが新たに発表され、この原因が太平洋の赤道付近で海水温が上昇する
エルニーニョ現象
であることが示された。
エルニーニョ現象が起きると熱帯地方は乾燥し、植物に負荷がかかって大気中の
二酸化炭素の吸収
という重要な役割を果たす光合成を行うことが困難になるという主張だ。
専門家らは、これから数十年間で気候変動によってこうした温暖化はいっそう進み、地球の至る所で
専門家らは、これから数十年間で気候変動によってこうした温暖化はいっそう進み、地球の至る所で
深刻な干ばつ
熱波
がより多く起きるようになると警鐘を鳴らした。
米国航空宇宙局(NASA)などの研究者らが13日付で米科学誌サイエンスに発表した研究で、2015〜16年のエルニーニョは記録された中で最も強い水準のもので、1年間で大気中に放出された二酸化炭素の濃度は約2000年間で最も大きな増加を示したという。
2015〜16年の2年間で、アフリカ、南米、アジアの熱帯地域で大気中に放出された炭素は、2011年よりも25億トン多かった。
2015〜16年の2年間で、アフリカ、南米、アジアの熱帯地域で大気中に放出された炭素は、2011年よりも25億トン多かった。
この2年間の大気中の二酸化炭素の増加量は、近年の平均よりも50%多いという。
ひとこと
地球温暖化の影響は、人の営みというよりも太陽の活動に伴う影響が一番大きいといえるだろう。
温暖化により海水面が上昇し海水温度が高くなれば、海洋生物でもある植物性プランクトンが大幅に増えるだろう。
これに付随し、動物性プランクトンも増えるが、このバランスが悪ければCO2やO2の量の変化に日積が生じることになる。
乾燥地域や熱帯雨林の範囲も大陸の位置で大きく変化していくことになり、一時的にバランスが崩れるだけのことだろう。
サハラ砂漠やゴビ砂漠が森林地帯であった時代は他の地域が氷河で覆われていたともいわれる。
恐竜が跋扈した時代の空気中の酸素量は現在よりも多い。
研究者の視点がどこにあるかにより判断は大きく分れるものだ。
寒冷化して飢饉が起きていた時代との比較も必要だろう。