日中友好協会会長(伊藤忠商事元会長)で元駐中国大使の
丹羽宇一郎氏
が新著『戦争の大問題―それでも戦争を選ぶのか』を基に
「戦争と平和」
について日本記者クラブで講演し、「人間は動物的で賢くもあれば、鬼や邪になることもある非合理な存在。その人間を愚かにする戦争の真実から目を覆ってはいけない」と警告した。
「戦争体験の教訓」を学ぶことが、日本を再び戦争に導かない力となり、同時に世界に貢献できる手がかりとなる。憲法9条を堅持しないと大変になると中国政府の主張と軸を同じにした発言をしたようだ。
中国や米国との取引に携わった国際的なビジネスマンが、軍事や戦争に対する本質的な疑問を、戦争体験者や軍事・安全保障の専門家にぶつけ、そこから得た知見と教訓をまとめたものという。
講演では世界の指導者の多くに戦争体験がなく、戦争を格好いいと思いこんでいる若い世代がいることに危機感を覚えると述べ、私たち日本人には原爆の惨禍を知っている人もいると語った。
戦争の悲惨な事実を知ってもらおうと、この本を書いたことを明かした。
北朝鮮の核・ミサイル開発を巡り米朝対立が激化していることについては最大の懸念は、金正恩体制下の北の指導層と対話のチャンネルを持っている国が少ないことと述べた。
戦前にアメリカがハル・ノートで日本を追い込み、戦争になった。
同様に力で北朝鮮を追いつめる
出口なき戦略
は暴発を生む可能性があることを懸念しているという。
ひとこと
平和的に外交が出来ることが理想である。
ただ、聞く耳を持たず平和的な交渉が武力の向上を目指すための手段として利用する意図がある国の対応として適当かどうかについても考える必要があるだろう。
中国が併合したチベットについては戦争ではないとの判断なのだろうか。
中国国内における辛亥革命以降に各地で割拠した軍閥間の戦闘は戦争という類のものではないという判断ということか。
中国国内で政治闘争や失政で4億人の人口のうち1億人が殺されたり・餓死したがこれも平和的なものなのか。
視点そしている意識や知見も情報の選択をした部分での判断では単なる自己満足の範疇に資かならない感じだ。
posted by manekineco at 05:48|
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