昨年の米国大統領選に
ロシアが介入した疑惑
をめぐり、ドナルド・トランプ陣営の元選対本部長
ポール・マナフォート被告(68)
は30日、首都ワシントンの裁判所に出廷し、起訴された
謀略やマネーロンダリング(資金洗浄)の罪
について無罪を主張した。
出廷したマナフォート被告とそのビジネスパートナーでロビースト
リック・ゲイツ被告(45)
は、ウクライナ前大統領の
ビクトル・ヤヌコビッチ氏
と同氏が率いる親ロ派政党から仕事の報酬として受け取った数百万ドルを隠していたとする罪状が読み上げられると、いずれも無罪を主張した。
裁判所は両被告の自宅軟禁を命令した。
保釈金はマナフォート被告が1000万ドル(約11億3000万円)、ゲイツ被告が500万ドル(約5億7000万円)に設定された。
マナフォート被告らの起訴ではロシアの選挙介入疑惑をめぐり司法省が発表したものとしては初となった。
米国大統領の
ドナルド・トランプ大統領
は起訴の発表を受け、ツイッター(Twitter)に猛反発のコメントを連続投稿した。
共謀疑惑を否定するとともに、大統領選の対立候補だった
ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)元国務長官
に対する捜査を要求するなど感情に大きく揺れた行動をとった。
起訴内容の犯罪期間についても認識しないままの暴走放言で「悪いがこれは何年も前、ポール・マナフォートがトランプ陣営に加わる前の話だ。それにしてもいかさまヒラリーと民主党が焦点じゃないのはなぜだ???」「…それに、共謀はない!」 といった内容で顰蹙を買っている。