2018年01月03日

ゴム弾で外傷を負った人の約3%が、その負傷が原因で死亡


 米国を拠点とする研究チームは、1990年〜2017年の27年間にイスラエルとパレスチナ自治区、米国、インド、北アイルランド、スイス、トルコ、ネパールなどで発生したゴム弾が原因となった外傷、身体障害、死亡に関する科学論文26報を調査した。
 
 死傷者記録の再調査に基づく研究結果で19日、
   ゴム弾
で外傷を負った人の約3%が、その負傷が原因で死亡していたと発表した。
 研究者らは、ゴム弾に代わる群集鎮圧手段の必要性を指摘した。
 
 今回の調査では、対象となった負傷者1984人のうち、53人(全体の3%)が死亡していたことが明らかになった。

 さらに、全生存者のうち約300人(15.5%)には、ゴム弾の衝撃を直接の原因とする永続的な身体の障害が残ったと指摘した。
 
 「失明と腹部外傷」による脾臓や腸の一部の摘出などが、この身体障害の大半を占めていた。
 
 これらのケースでは、頭部や首にゴム弾を受けていた。

 ゴム弾は暴徒や群集を鎮圧する手段として、相手を殺傷せずに
   無抵抗の状態
にすることを目的としている。
 
 実際には多数の死傷者を出しており、これは狙った場所に命中する精度が本質的に低いことが背景となり、当て損ないとそれに伴う重度の外傷や死亡といった結果が生じる恐れがあるという。
 
 そのためゴム弾は
   群衆整理の状況
で使用するのに適切な武器ではないと考えられると説明した。

 ゴム弾以外にも、催涙ガス、高圧放水銃、音響兵器、電気テーザー銃といった群集鎮圧用武器がある。
 
 ただ、これらもまた長年にわたり「深刻な外傷」を引き起こしている。
 研究チームは、「ゴム弾以外の武器の方が安全性が高いことを示唆するものでは決してない」と指摘した。

 一方で、今回の研究により群衆鎮圧用武器の使用に関する「国際的なガイドライン」を早急に作成する必要性を訴えた。


  
 

   
posted by manekineco at 08:12| Comment(0) | ニュース・話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

気温と農業、難民申請者数には明らかな因果関係

地球の温暖化傾向が続けば、今世紀末までに
   欧州での難民認定申請者が激増
するという研究結果が21日、米科学誌サイエンス(Science)で発表された。

 地球温暖化の悪化に伴う干ばつのような気候変動リスクが、どのように地球規模での対立につながるかについて研究が行われてきた。
 
 米ニューヨークのコロンビア大学(Columbia University)の研究チームは、2000〜14年の欧州連合(EU)への難民認定申請者数を対象に調査した。
 同期間の申請者数は年間で平均35万1000件に上る。

 申請者数と申請者の出身国103か国の気候を比較したところ、出身国の農業を行う地域の温度が、作物の生育期に最適とされる20度からかけ離れると申請者数が増加する傾向があった。
 
 研究チームは、気温と農業、難民申請者数には明らかな因果関係があると指摘している。


   
ひとこと

 気候変動の影響で人の移住が加速するのは当然のことだが、やや無理がある感じ。
  
 歴史を見れば、何度も繰り返されたことだ。
 気候の激変が短期に起これば国が亡びることが多く、権力闘争や遊牧民の侵入など中国の歴史を見れば明らかだろう。

 戸籍の数からの推定でも、三国志時代には後漢の戸籍の記録数などからの人口5700万人位から7〜800万人まで減少している。
 その後でも飢饉などで各地で反乱が起き王朝が滅ぶことが繰り返されている。

 欧州の蛮族の大移動も同じだろう。

 ただ、地球温暖化の影響ではなく寒冷化による食物の生産が出来なくなったことや旱魃などの影響が大きい。

 
   
 

  
posted by manekineco at 07:36| Comment(0) | ニュース・話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする