2018年06月07日

ボルトン氏の発言は戦略のなかにおける戦術の類


 
 米国の大手報道機関CNNが6日、ホワイトハウス国家安保補佐官
   ボルトン氏
の「リビアモデル」発言は
   米朝首脳会談
を頓挫させるための試みだったことが明らかになったと報じた。
 
 また、ドナルド・トランプ大統領は、ボルトン補佐官のこの発言に激怒し、彼を北朝鮮問題から排除したことも明らかにした。


 CNNで報道によれば、北朝鮮の激しい反発を招き、米朝首脳会談が頓挫する危機を招いたボルトン補佐官の
   「リビアモデル」
は、首脳会談を妨害するための
   計画的な試み
だったと、国務省内の消息筋を引用して報じた。


  

   
 ボルトン補佐官は4月29日の
   「フォックスニュース」
とのインタビューで、「リビアは北朝鮮と異なる」としながらも、「我々は2003〜2004年のリビアモデルを念頭に置いている」と述べた。
 
 また、北朝鮮が先に核兵器など核関連施設と物質を完全に放棄することが「非核化の意味」だと強調して見せたうえ、北朝鮮が一日も早く米国オークリッジ基地に核弾頭と大陸間弾道ミサイル(ICBM)を搬出することだけが解決策だと明言した。
  


 
 
 米国務省官吏らは、ボルトン補佐官が北朝鮮との対話を意図的に妨害するため、報道番組とのインタビューで刺激的な発言をしたものと信じていると報じた。
 ボルトン補佐官が提示した「リビアモデル」に対し、北朝鮮はキム・ゲグァン外務第1副相の声明を通じて、米朝首脳会談を中止することもあり得ると反発した。
 
 また、マイク・ペンス副大統領がボルトン補佐官の発言を受け継ぎ、北朝鮮が米国と合意しなければ、反乱で死亡したリビア指導者
   ムアンマル・カダフィ政権
が打倒されたリビアモデルになるだろうと警告した。
 
 これを受け、北朝鮮のチェ・ソ二外務副相は、ペンス副大統領に
   「政治的に愚かな間抜け」
だと激しい個人攻撃を浴びせるなど北朝鮮の反発と非難が高まった。



ひとこと

 ボルトン氏の発言は戦略のなかにおける戦術の類とも言える。
 北朝鮮首脳の過去の言動や行動を考えれば、単純に米朝会談を進めても経済支援のタダ乗りで核兵器の開発力を高める支援をしてしまった金大中政権と同じ轍を踏みかねないリスクがあった。


  

 意図的に反発して会談を行わないことは北朝鮮にとっては砲火を開く決断をすることになる。


 朝鮮半島で有事になれば、遅かれ早かれ北朝鮮の政治体制が崩壊し、犠牲は多きいが韓国が統一する可能性があり、中国の隣国に自由主義国家が建国されてしまう事態になる。

 こうした状況は中国習近平政権は最も嫌っており、金正恩の寝首を掻くクーデターを仕掛ける可能性が高くなる。
 金正恩の思惑を確認するため、今年2回目の中朝首脳会談を行い反応を見たのだろう。

 米国も中国も金正恩を信用していないため、踏み絵をさせて反応を見た可能性もある。
 どちらにしても、米中ともに朝鮮半島の有事では限定的な軍事行動で収束出き、中国の影響下にある軍部による集団指導体制がきたちょうせんに出きるだけのことだと値踏みしており、馬鹿を見るのは金正恩と文政権でしかない。

 そのため、米朝会談については北朝鮮の金正恩は開催したい意向である。
 ただ、会談の内容で全面的な米国の支援を受けれる環境が出来た場合、自由経済圏に北朝鮮が引き込まれるため、中国がどう動くかが次の問題となる。




    

   
posted by manekineco at 06:17| Comment(0) | ニュース・話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

免疫系に働きかける実験的治療で癌が完治



 米国の研究チームが4日、
   進行性の乳がん
を患い、化学療法が効かずにがん細胞が他の臓器に広がっていた女性患者に対し
   免疫系に働きかける実験的治療
を施したところ
   がんが完治
したとの研究結果を発表した。

 当時49歳だった患者の女性は、従来型の治療では何度も失敗した。
 そのため臨床試験に参加する決心をした。


 研究チームは、女性から免疫細胞の一種であるリンパ球を取り出し
   調整を施し
た上で体内に戻す治療を施した。

 女性の腫瘍から取り出したリンパ球を調べ、がん細胞に反応するリンパ球の種類を特定した。


 特定されたリンパ球は研究室で
   再活性化
され、別の種類のがんに対する治療で効果が示されている
   免疫治療薬「免疫チェックポイント阻害剤」
と共に体内に戻された。


 この方法により、「個人に合わせた」抗がん治療を実現し
   「完全な腫瘍の退縮」
につながったと見られる。

 カナダ・オンタリオがん研究所(Ontario Institute for Cancer Research)の専門家
   ラースロー・ラドバーニ(Laszlo Radvanyi)氏
は解説記事で、女性が治療に対し示した反応は、ここまで進行した乳がんとしては「前代未聞」だと指摘した。
 

 この女性は2年間にわたり
   がんのない状態
を維持しており、研究チームはこの結果を末期乳がんに苦しむ患者の治療における「新たな免疫療法アプローチ」と説明した。

 免疫療法はこれまで、肺がんや子宮頸がん、白血病、メラノーマ(悪性黒色腫)、膀胱がん患者の一部で効果があることが示されていた。
 ただ、腸がんや乳がん、卵巣がんでは突破口を開けていなかった。


  
ひとこと

 がん細胞の暴走した増殖が問題であり、この暴走を止めたうえ適切な新陳代謝がコントロールできるようになれば一番いい。

   
    

 

    

    
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イタリアの犯罪組織が海外に侵攻

 
 イタリア・マフィア対策庁(DIA)
   ジュゼッペ・ゴベルナーレ長官
は5日、首都ローマで開かれた外国メディアとの会見でイタリアの組織犯罪集団(マフィア)の暴力は海外へも拡大し
   「グローバル化している」
と述べた。


 シチリア島の有力マフィア組織
   「コーザ・ノストラ(Cosa Nostra)」
はこれまでも常に米国、カナダ、オーストラリアに存在してきた。


   


 一方でカラブリア(Calabria)州のマフィア組織
   「ヌドランゲタ(Ndrangheta)」
の影響力は過小評価されていると指摘し、欧州の数か国ではその影響力が浸透しつつあると警告した。
 さらに、マフィア組織は活動している世界中の国々につながりを持っている。

 しかし、ヌドランゲタはイタリア国内で築き上げた組織構造と同じような組織を海外でも作り上げる傾向があると強調した。
  

 例えばベルギーのブリュッセルでは
   「建物をいくつか購入」
するだけではなく「地区ごと全体を買い取っている」と指摘した。

 一方、これまで致命的な攻撃を繰り返し、非情さで悪名高い
   コーザ・ノストラ
については、上層部の大半が検挙され現在、組織面で大きな困難を抱えていると指摘した。
  
 その脅威は弱まっているが「不幸なことにいまだに組織の拡大を許す条件が存在している」と述べた。
 
  
  
ひとこと

 支配領域を広げる犯罪組織は脅威でしかない。
   
 住民が全て犯罪組織の構成員という状況が拡大して行く弊害は大きく、潰しきれなくなる。
 景気の変動がより大きくさせるポンプの機能があり、政治体制が揺らぎかねない事態も中南米で引き起こされてもいる。
   
    
  

    

   

    
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