在ロシア日本大使館は、2日(日本時間3日)に開催される
日本―ベルギー戦
に向け、会場のロシア南部ロストフナドヌーに1日から3日まで臨時事務所を開設するという。
W杯観戦に訪れた日本人が相次いでスリなど盗難の被害に遭遇しており、代表が決勝T進出を決めたことで急きょサポート態勢を整えた。
ロシアでは開幕前から日本人観光客がスリや置引の標的にされている。
1万人の日本人が訪れると見込まれている大会期間中も旅の安全が不安視されてきた。
大使館の特設サイトでは「W杯開催以降、日本人サポーターからスリ、盗難などの被害や旅券、携帯電話、財布や出入国カードの紛失が多数報告されていると説明した。
ロシアのニュースサイト「レンタ・ルー」は開幕直後の6月15日に日本人の被害を報道。モスクワ市内の地下鉄構内で日本人サポーターが800ドル(約8万8600円)の入った財布やパスポート、試合観戦に必要なファンIDなどがないことに気付き、警察へ相談したものの、通訳不在のため言葉が伝わらず泣き寝入りすることになったとのこと。