ダニエル・パイプス(Daniel Pipes)
(1949年9月9日 - )
米国マサチューセッツ州ボストンでユダヤ系ポーランド人の家庭に生まれた。
中東イスラーム研究者、政治評論家。
中東フォーラム(en:Middle East Forum)およびキャンパス・ウォッチの創設者
雑誌『ミドル・イースト・クォータリー』編集委員
父親はロシア研究者のリチャード・パイプス。
ハーバード大学に進学し、当初数学を専攻していたが、歴史学に関心を移してアラビア語と中東史を学んだ。
大学卒業後、2年間カイロに渡り、コーランの研究を進めた。
帰国後、ハーバード大学大学院に進学し、1978年に中世イスラム史の研究で博士号を取得した後、エジプトなどで在外研究を行う間に、研究対象を現代の中東研究に移した。
シカゴ大学(1978年-1982年)、ハーバード大学(1983年-1984年)、アメリカ海軍大学(1984年-1986年)で教鞭をとった。
1983年には米国務省政策企画室スタッフとして勤務した。
1986年からアカデミズムの世界を離れて、1993年まで
外交政策研究所(Foreign Policy Research Institute)
の所長を務めた。
その後、1990年に中東フォーラム、2002年にはキャンパス・ウォッチを設立した。
しばしばネオコンであると指摘され、本人も「他人が自分をそう見るのであれば自分もその一人なのだろう」とそれを認めている。