ズムウォルト級ミサイル駆逐艦( Zumwalt-class destroyer)
米国海軍が取得を進めている高度なステルス性などの先進的な設計と強力な対地射撃能力を備えた新型ミサイル駆逐艦の艦級。
米国海軍が取得を進めている高度なステルス性などの先進的な設計と強力な対地射撃能力を備えた新型ミサイル駆逐艦の艦級。
当初は30隻以上の大量建造が計画されていたがコスト増などのため
ナン・マッカーディー制度
により議会への報告で24隻に削減、次いで7隻に、最終的には3隻にまで予算削減された。
この計画は、1980年代末にジョゼフ・メトカーフ3世中将が提唱した
打撃巡洋艦構想
が起源。
計画では徹底的なステルス化設計と大量のVLSの搭載を特色としており1990年代中盤に海軍作戦総長ジェレミー・ボーダ大将に
アーセナル・シップ
として取り上げられ具現化した。
打撃巡洋艦構想では独立作戦能力が確保されていたがアーセナル・シップ構想ではIT化の乗員もセンサーも最低限にして索敵・測的・誘導などは戦術データ・リンクや共同交戦能力などを介して外部からもたらされる情報に依存するというものに変化した。
ナン・マッカーディー制度
により議会への報告で24隻に削減、次いで7隻に、最終的には3隻にまで予算削減された。
この計画は、1980年代末にジョゼフ・メトカーフ3世中将が提唱した
打撃巡洋艦構想
が起源。
計画では徹底的なステルス化設計と大量のVLSの搭載を特色としており1990年代中盤に海軍作戦総長ジェレミー・ボーダ大将に
アーセナル・シップ
として取り上げられ具現化した。
打撃巡洋艦構想では独立作戦能力が確保されていたがアーセナル・シップ構想ではIT化の乗員もセンサーも最低限にして索敵・測的・誘導などは戦術データ・リンクや共同交戦能力などを介して外部からもたらされる情報に依存するというものに変化した。
1995年より、海軍の将来水上戦闘艦を開発するプロジェクトとしてSC-21(Surface Combatant for 21st Century)のコンセプト開発が開始された。
アーセナル・シップ構想も海上射撃支援実証艦(MFSD)として組み込まれた。
なお、空母保有数削減論につながることへの危惧などから、MFSD計画そのものは1997年11月に打ち切られた。
アーセナル・シップ構想も海上射撃支援実証艦(MFSD)として組み込まれた。
なお、空母保有数削減論につながることへの危惧などから、MFSD計画そのものは1997年11月に打ち切られた。
SC-21ではオリバー・ハザード・ペリー級ミサイルフリゲート、スプルーアンス級駆逐艦、タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦の後継となる水上戦闘艦を構想しフリゲート・駆逐艦の後継となるDD-21と、巡洋艦の後継となるCG-21が開発される予定であった。
ノースロップ・グラマン社が全体を支配しレイセオン社がシステム・インテグレータとなった。
また、コスト上昇に伴い、建造予定数は、DD-21時代の32隻から、DD(X)では24隻、さらに8隻に削減された。
2005年11月、海軍次官はフェーズIVでの2隻の先行建造を承認したもののCG(X)に向けての技術実証艦に留められた。
以後の建造は行わず、駆逐艦の更新は既存のアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦の追加建造によって補う計画とされた。
その後、2009年4月、1隻が追加された3隻で建造終了することが正式に決定された後、CG(X)も計画中止された。
CG(X)はアーレイ・バーク級フライトIIIによって代替されることとなった。