2019年04月05日

国連主導でリビアの内戦が激化する恐れ



 北アフリカのリビアで4日、元国軍将校の実力者
   ハリファ・ハフタル(Khalifa Haftar)氏
が、自らの率いる民兵組織
   「リビア国民軍(LNA)」
に国際的な承認を受けている同国統一政府の拠点がある首都トリポリへの「進軍」を命じた。

 国連(UN)のアントニオ・グテレス事務総長は大規模な衝突を避けるよう警告した。

 ハフタル氏はLNAのウェブサイト上で公表された音声メッセージで「この時が来た」と表明した。


 LNAは3日、同国西部の「テロリストと傭兵」の一掃を目指し、攻撃態勢を整えていると述べていた。
 
 北大西洋条約機構(NATO)の支援を受けた反体制派が2011年、長期にわたった
   ムアマル・カダフィ独裁政権
を打倒、カダフィ大佐を処刑して以降、十数の武装勢力がリビア全土の支配を目論み争ってきた。

 ハフタル氏率いるLNAは対抗勢力を駆逐しながら主要勢力として台頭しトリポリの統一政府に反対したうえ同国東部の政府を支持している。
 
 統一政府のファイズ・シラージュ暫定首相はハフタル氏の勢力「拡大」を非難した。
 なお、統一政府軍に「すべての脅威に立ち向かう」よう準備を命じたと述べた。

 緊張が高まる中、トリポリを訪れていた国連の
   アントニオ・グテレス事務総長
はツイッター(Twitter)に、「リビアの武力行動と衝突の可能性について、非常に懸念している」と投稿した。
 リビアでは延期されていた議会選と大統領選の行程表を打ち出すための会合が今月、開催される予定。


   
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中国の出資によるミネラルウオーター工場の建設プロジェクト

  
 ロシアの裁判所は先週、シベリア地方南部にあるバイカル湖での、中国の出資によるミネラルウオーター工場の建設プロジェクトについて、当局からの建設許可は違法との判断を下した。

 この問題となった工場は、バイカル湖の水をボトル詰めする目的で現在建設が進められているもの。
 ただ、中国によるシベリアでの「土地収奪」との懸念が住民などの間で高まっており、こうした批判が強まっていた。


 国営タス(TASS)通信は、シベリアの都市イルクーツクの地裁が27日、当局による工場の建設許可は「違法」だったとの判断を示したと伝えた。

 工場建設をめぐっては、2016年にロシアの環境監視機関が環境への影響を否定的に評価する報告書でまとめている。
 ただ、検察側は希少な渡り鳥の餌場となっている湿地への影響が考慮されていないと異議を唱えていた。

 裁判所の判事は今回、工場の建設許可はこの報告書の評価を根拠を基にしたもので、報告書についても「法に違反するもの」だったと判断した。

 署名サイト「チェンジ・ドット・オーグ(Change.org)」では、工場に反対するオンライン嘆願に100万を超える署名が集まっていた。


 嘆願では、ミネラルウオーターは中国への輸出向けであり、工場によって、国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の世界遺産(World Heritage)に登録されているバイカル湖への地元住民の往来が妨げられる上、湖に「回復不能なダメージが負わされる」と訴えていた。


 なお、中国企業「貝加爾湖(バイカル湖)」の資金援助を受けて工場建設を進めるロシア企業「AkvaSib」はタス通信に対し、工場建設は合法だと主張し、控訴する意向を明らかにした。
 当初は工場建設を支持していたイルクーツク州の
   セルゲイ・レフチェンコ州知事
は3月に入ってから、建設予定地は
   「環境保護の対象地」
であって、「これを乗り越えることはできないと思う。その場所で操業する可能性はないと思える」と述べていた。
  

  
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