中国の習近平国家主席は15日、文明間の
「衝突などない」
と断言し、人種の優位性を説くことは「ばかげている」と一蹴した。
習氏の発言は、米国務省のキロン・スキナー政策立案局長による発言に反応したもの。
「衝突などない」
と断言し、人種の優位性を説くことは「ばかげている」と一蹴した。
習氏の発言は、米国務省のキロン・スキナー政策立案局長による発言に反応したもの。
米国務省のスキナー氏は先月行われた
安全保障関連のフォーラム
で、米中間の競争を「全く異なる文明同士の、異なるイデオロギーの戦いだ」と発言した。
さらに、中国は米国にとって初めての「非白人大国の競争相手」だと表現していた。
これに対し習氏は、北京で開幕した
アジア文明対話大会(Conference on Dialogue of Asian Civilisations)
の開会式で、「自らの人種や文化がより優れていると考え、他の文明を変えたり、あるいは置き換えることを主張するのはばかげた考えで、悲惨な結果を招く行動だ」と述べた。
さらに「異なる文明間の衝突など起きていない。われわれはすべての文明に美を見いだす目を養う必要があるだけだ」と言い添えたが、米国については言及しなかった。
さらに「異なる文明間の衝突など起きていない。われわれはすべての文明に美を見いだす目を養う必要があるだけだ」と言い添えたが、米国については言及しなかった。