南米の社会主義国家ベネズエラ政府のホルヘ・ロドリゲス通信情報相は26日
ニコラス・マドゥロ大統領
を暗殺し、後任に軍司令官を置くことを狙った将校らによる
クーデターの試み
を阻止したと発表した。
もので、米国とコロンビア、チリが関与したと主張している。
この計画には現役・退役軍人が関与し、今月23日から24日の間に実行される予定だった。
ロドリゲス氏は、コロンビアの右派大統領
イバン・ドゥケ氏
が「クーデターと大統領暗殺を計画」したと主張した。
また、チリの保守派大統領セバスティアン・ピニェラ氏とジョン・ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)も計画に関与したと非難した。
ベネズエラ当局は今月、4月30日のクーデター未遂事件に関与したとして、17人を訴追したと発表していた。
4月の事件では、野党指導者の
フアン・グアイド国会議長
が軍にマドゥロ氏に対する蜂起を呼び掛けたものの、軍の反旗にはつながらず、デモ隊と治安当局とが2日間にわたり衝突し死傷者を出した末に収束した。
なお、トランプ大統領野圧力でグアイド氏は米国を含む50か国以上から暫定大統領として認められている。
米国はマドゥロ政権に対して一連の厳しい制裁を科してきた。