韓国ソウル地方警察庁が20日、駐韓米国大使公邸の敷地に18日に侵入してデモを行った進歩(革新)系
学生団体「韓国大学生進歩連合」
の会員7人について裁判所に逮捕状を請求したことを明らかにした。
警察では19日に暴力行為など処罰に関する法律違反(共同住居侵入)などの容疑で同団体会員の逮捕状請求を検察に要請していた。
同団体の会員は18日午後、はしごで公邸の塀を乗り越えて敷地内に侵入した。
在韓米軍の駐留経費負担(思いやり予算)を巡り
「米国が韓国側の負担額5倍増額を要求」
「ハリス(駐韓米大使)はこの地を去れ」
と書かれた横断幕を掲げ、負担額引き上げ反対を要求した。
警察は大使公邸に侵入した17人と侵入を試みた2人をそれぞれ建造物侵入と建造物侵入未遂の容疑で身柄を拘束し連行した。
警察では、19日夜に10人を釈放し、9人については検察に逮捕状請求を要請した。
なお、このうち2人については検察が逮捕状を請求しなかった。
警察関係者は「逮捕状が請求されなかった理由など詳しい捜査事項は明かにできない」と話した。
警察は同事件に関連する不法行為を引き続き厳正に捜査する方針。
ひとこと
「逮捕状が請求されなかった理由など詳しい捜査事項は明かにできない」のは政治的な駆け引きがあるのだろう。