ドイツ銀行は30日、7−9月(第3四半期)は、株式トレーディングからの撤退と人員の2割削減を決めた後の最初の四半期決算で、残りの事業の収入は前年同期比で4%減少、投資銀行の不振が響いたと発表した。
債券・通貨トレーディングからの収入は13%減少し、米銀勢と対照的な結果となった。
複数年にわたる収入縮小と低収益力、株価下落を反転させようとしているクリスティアン・ゼービング最高経営責任者(CEO)が中核に据える事業に黄信号が灯(とも)った。
これまで不採算事業から撤退し債券トレーディングを含め伝統的に強みを持つ事業に集中しようとしてきた。