米国外交専門誌ナショナル・インタレストは27日、親北朝鮮政策を展開する韓国の文政権は
トランプ米政権の「反中国」の呼び掛けに抵抗する決意
と報じた。
冷戦終結後に外交関係を樹立した韓国と中国だが、李氏朝鮮時代は中国の王朝の栄枯盛衰を朝貢外交で生き延びていた。
韓国は、2016年に米国の
高高度防衛ミサイル(THAAD)
の配備を受け入れたことによる危機が発生するまで、着実に絆を深めてきた。
韓国は、トランプ米政権からの大統領選を念頭に置いた中国および中国共産党に対する反対キャンペーンの求めに抵抗する決意と中国共産党機関紙人民日報の国際版「環球時報」が伝えた。
韓国は中国の敵になることを恐れている。
韓国は、トランプ政権から中国政府に反対するキャンペーンに参加するよう強い圧力を受けている。
ただ、文在寅政権はこ参加を渋りそれに抵抗している。
中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)や他の中国企業への半導体販売禁止に反対し、中国の香港政策に対する非難を拒んでいる。
米国政府からの反応は標準的なトランプ式で、すなわちイランに対する
「最大限の圧力」
に欧州諸国を引き入れる試みに失敗した時と同様に
要求を繰り返し
要求を重くする
というものだが韓国の外交官は、そうした手法では韓国の利益を脅かすものとなることを米国政府が認めないことに対して不満を表明した。
当然のことながら、米国政府は常に北朝鮮との議題を管理し、韓国が無意識のうちに米国の指示に従うことを期待している。
亡国的な思考が強い韓国が
独自の政策
を打ち出そうとしていることは、中国に対抗することが
最高かつ唯一の賢明な政策
であると考えるタカ派のアナリストに衝撃を与えているとメディアが伝えた。
韓国が米中間で選択を迫られたのは今回が初めてのことではない。
韓国の優先事項は中国を恒久的な敵対国にしないことは高麗王朝や李氏朝鮮時代から体にしみ込んだものだ。
中国は常に隣国で過去何度も支配下に置かれ朝貢を繰り返し、生口の奴隷を何度も差し出してきた哀れな国である。
韓国が中国を攻撃する敵対勢力を支援した場合、過去の柵もあり日本への対応とは異なり、朝鮮が独立国などとはみなしておら図、逆らわない奴隷国家という意識が背景にあるため中国の反応は苛烈になるだろう。
韓国が米国と共に中国に対抗するという米国政府の思惑とする仮設では、米国が朝鮮半島に軍隊を維持しなければならないという長年の議論を反映している。
ただ、こうした仮設を支持する韓国当局者はいないのが現実だろう。
ポンペオ米国務長官が繰り返している中国攻撃によるメリットは、中国政府を怒らせること以外には何もない。だがそれは恐らく、中国に有益な政治的対応をとらせることを望んでいる国務長官の目標といえる。
ひとこと
第二次世界大戦の引き金は米国の白人至上主義者のアジア侵出時の目の上のたん瘤ともなる日本の軍事力の抵抗を阻止するための謀略であった。
ただ、目論見通りに事は運ばず、植民地を支配する軍事力が日本軍の攻撃で崩壊し戦後の独立を抑えきれなかったことだ。
横須賀の代議士が首相になった時の発言で「ギブミーチョコレート」などという愚かさが機軸にある政治家業の代議士による規制改革や行政改革派米国の権益網を広げ強化したに過ぎない点を見過ごすべきではない。