米国大手金融機関のJPモルガン・チェースのニコラオス・パニギリツオグル氏らストラテジストによると、金融市場では投資資金は10月以降、仮想通貨の台頭で
ビットコイン価格
に連動するファンドに押し寄せ、金からは資金が流出しており、金の価値が犠牲となる状況が起きていると指摘している。
この傾向は仮想通貨のポジションを構築する機関投資家が増えるのに伴い、長期的に継続する見込みだと続けた。
機関投資家によるビットコイン採用はまだ始まったばかり。
一方で、金の採用は非常に進んでいると同氏らは指摘した。
JPモルガンによると、機関投資家に人気の
グレースケール・ビットコイン・トラスト
には10月以降、20億ドル(約2100億円)近い資金が流入した。
対照的に、金連動型上場投資信託(ETF)からは70億ドルが流出したという。