欧州医薬品庁(EMA)は21日、米ファイザーとドイツのビオンテックが共同開発した
新型コロナウイルス感染症(COVID19)ワクチン
を支持すると記者会見で発表した。
欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会から
条件付き製造販売承認(CMA)
が付与されれば、域内で年内の接種開始が可能となる。
フォンデアライエン欧州委員長は、欧州委は迅速に行動し、同日中に承認の是非を判断する見込みだとツイートした。
申請が承認されれば、EUとして新型コロナワクチンでは初めてとなる。
EMAの当局者は、英イングランド南東部で感染が広がる新型コロナの変異種に同ワクチンが有効でないと示唆する証拠はないと指摘した。
変異種感染を念頭に、ロンドンでは20日から
再びロックダウン(都市封鎖)
が実施され、カナダやフランス、ドイツなどが英国発の航空便の受け入れや英国との鉄道運行を停止した。
ひとこと
感染状況が欧米と日本では異なる点を考えれば、薬効は人種や遺伝子により大きな差がある可能性もあるだろう。