いわゆる韓米「ワクチンスワップ」を締結しようという。
米国政府と交渉を行い、1月中にワクチンの緊急支援を受けた後、韓国でワクチンを
委託生産
して返そうという目論見から、野党「国民の力」が新型コロナウイルスワクチン確保をめぐる議論の中で「韓米同盟を活用してワクチンの早期供給を受けなければならない」という声を出している。
2008年の金融危機当時に結ばれた韓米通貨スワップを流用した言葉だ。
韓国の青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)は29日、「文在寅(ムン・ジェイン)大統領とモデルナのステファン・バンセル代表が電話で会談し2000万人分のワクチンを4−6月期に繰り上げて供給することで合意した」と発表すると、「国民の力」からは「製薬会社との個別交渉だけでは物量確保に限界がある。ワクチンスワップが答」(30日、朱豪英院内代表)という反応を出している。
チェ・ヒョンドゥ院内報道官もこの日論評で
「自画自賛と誤った判断」
の中でワクチン確保と接種時期が世界の主要国に比べて遅れたことを批判した。
提案の通りに友邦とのワクチンスワップに乗り出さなければならないと主張。
「国民の力」の金成願院内首席副代表はこの日午前、国会議案課に1月6日にワクチン関連の本会議を招集しようという緊急懸案質問要求書を提出した。
ひとこと
不良品を作られ健康障害が起きた場合もあり、製品の品質が維持できるのかが問題だろう。