中国メディアの新浪財経は、米国電気自動車大手テスラの品質問題が頻発しているため中国での販売が今年に入って落ち込んでいると報じた。
この記事では、テスラが2019年に中国での生産を実現して以降、中国市場で飛躍的な販売増を記録し、品質問題がたびたび発生する中でも売り上げを伸ばしてきた。
今年に入ってテスラの1月の中国市場納車台数が1万5484台となり、昨年1月に比べると増加したものの、対前月比では35%の大幅減となったことを紹介した。
特に主力車種のモデル3は対前月比42%減を記録し、「テスラブランドの中国での伸びが鈍化したことは間違いない」としている。
テスラの中国販売が失速した主な理由について、輸出量の増加
新商品のモデルY
の生産能力強化遅れのほか、世界的な自動車用半導体供給が不足していることも背景にある。
また、頻発している加速、充電後の車両異常、電池の発火といった品質問題の影響がある。
江西省南昌市の市民が先日「モデル3の新車を充電したところ突然電力供給がストップして動かなくなった」と報告した。
これに対して、テスラの販売担当者が
「国家電力網に過大電流が生じたからだ」
と回答したことが大きな問題となっている。
国家電力網の電力供給会社からは
過大電流
によるトラブルを否定しており、その後、テスラ側が謝罪声明を出すに至った。
品質問題が頻発する状況に対し、国家市場監督管理総局など関係当局5部門が8日、テスラの関係者を呼び出した。
テスラがその後「政府当局の指導を真摯に受け止め、経営中の至らぬ点を反省して、自己検査を全面的に強化する」との声明を発表している。
ひとこと
企業の社員に傲りがあるのが問題であり、日本の企業も同じ状況がメディア関係に顕著に見られる。
こうしたメディアに広告料を支払う企業の資質が問われるため、意識した宣伝効果を常に念頭に置く必要があるだろう。
posted by manekineco at 06:20|
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