2023年04月09日

米ADP民間雇用者数、伸びが市場予想下回り、賃金上昇も減速


 3月の米民間雇用者数は14万5000人増と予想値21万人増という市場予想を下回る伸びにとどまった。
 賃金の上昇率も鈍り、労働需要がいくらか鈍化の兆候を示していることを浮き彫りにした。

 また、前月は26万1000人増(速報値24万2000人増)に上方修正した。
 
 業種別では娯楽・ホスピタリティーや貿易・運輸・公益、建設での雇用増加が目立った。
 ただ、製造業や金融、専門職・ビジネスサービスでは減少した。

 地域別で減少したのは南部だけだったが、全米の一部中規模企業でも雇用が削減された。

 今回の統計は過去1年に及ぶ米利上げが労働市場を圧迫し始めている可能性を示唆した。
 大手テクノロジー企業で当初見られた人員削減の動きが、他のセクターにも広がり始めている。

 ADPのデータによれば、同じ仕事にとどまった人は3月に賃金が前年比6.9%上昇と、約1年ぶりの低い伸びであった。
 
 仕事を変えた人では賃金の伸び率は前年比14.2%と、昨年1月以来の小幅な伸びとなった。
 同データでは2500万人余りの米労働者の給与を分析する。

 

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ウクライナ軍が弾薬不足で3Dプリンタも利用して不発弾を再利用


 ソ連軍の侵攻により国土を蹂躙されているなか、米紙「ワシントン・ポスト」によるとウクライナ軍の前線では、補給する火器弾薬類よりも戦闘による消耗が大きい。
 そのため、砲撃などに使用する砲弾不足への対応として前線の兵士らが不発弾をかき集めたり、3Dプリンタを利用して
砲弾を再利用していると伝えている。

 侵攻したロシア軍を押し戻す戦果があるものの砲弾製造が増えない状況や兵站線が伸び補給が遅れてきたウクライナ軍では
   「深刻な砲弾不足」
に悩まされてきており、西側諸国からの支援が届くのを待つ間、弾を節約する必要に迫られている。

 同紙は軍情報筋の話として、ウクライナは毎日7700発、6秒毎に1発の砲弾を発射している。
 ただ、ロシア側はその3倍を放っている状況にあるという。

 また、ウクライナ軍は限られた砲弾を使用する必要性もあり目標を選別することから、歩兵よりも軍事車両を主に狙っている。

 ウクライナ軍の主要装備はソ連時代の兵器であり、ロシアとの対立関係もあり砲弾は長い間不足が続いてきた。
 ウクライナ軍は備蓄が多い155ミリ砲弾が使える西側諸国から送られる兵器に頼ることになり、砲門の数もロシアよりも少なくなっている。


     
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