長野県軽井沢町で16日、主要7カ国(G7)外相会合が開幕された。
G7外相会合を前に米国務省高官が記者団に、日本がG7議長国を務める現在、外相会合でアジアの地政学的課題が高い関心を集めると説明した。
この1カ月後には広島県でG7首脳会議(サミット)が開催され、
中国を巡る緊張
が中心議題の一つになることを明らかにした。
G7外相会合を前に米国務省高官が記者団に、日本がG7議長国を務める現在、外相会合でアジアの地政学的課題が高い関心を集めると説明した。
この1カ月後には広島県でG7首脳会議(サミット)が開催され、
中国を巡る緊張
が中心議題の一つになることを明らかにした。
同高官は特に注目を要するのは台湾情勢となり、台湾の
蔡英文総統
がマッカーシー米下院議長と米国で会談したことを受けて、中国は
再び台湾周辺で軍事演習
を強行したと批判した。
ただ、中国寄りの意識フランスのマクロン大統領は米国と中国の論争に巻き込まれるのを欧州連合(EU)は回避すべきだと発言しており、EU内における見解の相違が浮き彫りになった。
蔡英文総統
がマッカーシー米下院議長と米国で会談したことを受けて、中国は
再び台湾周辺で軍事演習
を強行したと批判した。
ただ、中国寄りの意識フランスのマクロン大統領は米国と中国の論争に巻き込まれるのを欧州連合(EU)は回避すべきだと発言しており、EU内における見解の相違が浮き彫りになった。
林芳正外相は同日夜のワーキングディナーで中国との関係について
懸念を直接表明
するよう主張したうえ、中国に国際社会の責任ある一員としての行動を求めつつ、建設的かつ安定的な関係を同国と築くことの重要性を強調した。
懸念を直接表明
するよう主張したうえ、中国に国際社会の責任ある一員としての行動を求めつつ、建設的かつ安定的な関係を同国と築くことの重要性を強調した。
外務省の発表資料によれば、林外相は中国との間で意思疎通を継続し、グローバルな課題および共通の関心分野については中国と協同することが大事だと述べたという。
なお、林氏は今月初めに訪中している。
なお、林氏は今月初めに訪中している。
各国の外相は最近の訪中を踏まえて意見を交換した。
なお、台湾や人権、経済的威圧や先端技術への中国のアクセスを制限する米国の措置などの問題について、G7として共通の対中アプローチを模索する見通し。
なお、台湾や人権、経済的威圧や先端技術への中国のアクセスを制限する米国の措置などの問題について、G7として共通の対中アプローチを模索する見通し。
米国務省高官によると、外相らはまた、ウクライナがロシア軍の侵攻を受け
武器や防衛装置
を確保するための方策を議論すると発言した。
このほか、北朝鮮問題、東南アジア諸国および日米豪印4カ国の協力枠組み「クアッド」との関係深化についても意見を交わす予定。
武器や防衛装置
を確保するための方策を議論すると発言した。
このほか、北朝鮮問題、東南アジア諸国および日米豪印4カ国の協力枠組み「クアッド」との関係深化についても意見を交わす予定。
ひとこと
第二次世界大戦後の枠組みを変える時期に来ているのは明らかだろう。
戦勝国による国連の役割はすでに過去のものであり、ルーズベルトなどの白人至上主義的な対日囲い込み政策で対米戦争へと追い込まれた状況で明治以降の領土が奪われたり、民間人を含む無差別爆撃で多くの死傷者や財貨を失ったこと、日韓併合が李氏朝鮮における保守派と開明派の政治闘争で実行されたことや虚偽の日本軍の蛮行を繰り返し意識に刷り込んできた対日占領政策など諸問題の背景にも警戒した検証が必要だろう。