シティグループのアナリスト
ニコラス・ハーマン氏
らのグループは、18日の顧客向けリポートで
クレディ・スイス・グループ
はUBSグループによる買収の後
ウェルスマネジメント事業
で預かり資産の約2割に相当する
1100億スイス・フラン(約16兆4500億円)
を失うことになると予測していることを明らかにした。
また、両行の企業文化の相違が資金流出につながったり、競合他社がバンカーを顧客ごと引き抜いたりという最悪のシナリオでは、流出資産は全体の約3分の1の1620億フランに上る可能性もあると試算した。
アナリストらによると、UBSとクレディ・スイス統合後のプライベートバンキング事業からの資産流出で最大の恩恵を受けるのは、同じスイスの銀行ジュリアス・ベアとなる見通しとした。
また、同行は100億フラン以上を獲得するだろうとアナリストは試算している。
なお、UBSがクレディ・スイス買収合意に伴い停止した自社株買いを2026年より前に再開する可能性は低いとの見通しを示した。
クレディ・スイスのウェルスマネジメント事業の運用資産は昨年末時点で5410億フランだった。同行は24日に1−3月(第1四半期)決算を発表する予定。
同リポートでは、UBSによる買収で生じた不確実性が「競合他社にとってはアドバイザーと顧客を奪う機会になり得る」と指摘した。
資産流出により統合後銀行の年間収入54億ドル(約7250億円)が失われるとの見積もりも示した。
クレディ・スイスの顧客と資産の流出はUBSにとって主要な問題となりつつある。
ブルームバーグ・ニュースはUBSが既に優秀な人材のつなぎ留めに動いていると報じていた。
posted by manekineco at 06:00|
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