2023年04月23日

一時撤退は戦略的なもの


 英国防省は14日、ウクライナ軍は
   重大な補給の問題
に直面している状況を説明したうえで、「明け渡さざるを得なくなった陣地から秩序ある撤退を行っている」と指摘した。
  

ひとこと

 戦略的な撤退は必要だろう。
 兵站線の維持は難しいのは過去のいろいろな戦闘も同じだ。
 ただ、地の利があるウクライナにとっては有利な状況に変わりはない。

   
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虚構とも言える戦果の誇張


 ロシアの激しい攻撃にバフムトなどは徹底抗戦し、援軍を待ちわびる状況でロシア軍や民間軍事組織ワグネルなどの囚人兵を消耗戦ながら二投入し続けており、ウクライナ軍司令部は反転攻勢の時機を見定める状況にある。

 米国メディアのCNNによると、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の創始者
   プリゴジン氏
は12日、戦略的には重要でもない地方都市で虚構とも言える成果を上げるべく侵攻したウクライナ東部要衝バフムトでは多大な損害を受け激戦が展開されているが、戦果に対する将兵や火器弾薬類の消耗の激しさは愚かそのものの惨状だ。

 ロシアの独裁者プーチンにより、独占的地位を確立することができたプリゴジン氏はバフムトの大部分をロシア軍が掌握したとの主張を繰り返している。

 会見などでは「我々はバフムトに専念し、引き続き戦闘任務にあたっている。バフムトの80%以上が我々の支配下にある。残っているのは要塞が築かれた高層住宅があるエリアの一部だ」と述べている。


   

   
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クレディS ウェルス部門の預かり資産の約2割を失う公算


 シティグループのアナリスト
   ニコラス・ハーマン氏
らのグループは、18日の顧客向けリポートで
   クレディ・スイス・グループ
はUBSグループによる買収の後
   ウェルスマネジメント事業
で預かり資産の約2割に相当する
   1100億スイス・フラン(約16兆4500億円)
を失うことになると予測していることを明らかにした。

 また、両行の企業文化の相違が資金流出につながったり、競合他社がバンカーを顧客ごと引き抜いたりという最悪のシナリオでは、流出資産は全体の約3分の1の1620億フランに上る可能性もあると試算した。

 アナリストらによると、UBSとクレディ・スイス統合後のプライベートバンキング事業からの資産流出で最大の恩恵を受けるのは、同じスイスの銀行ジュリアス・ベアとなる見通しとした。 
 また、同行は100億フラン以上を獲得するだろうとアナリストは試算している。

 なお、UBSがクレディ・スイス買収合意に伴い停止した自社株買いを2026年より前に再開する可能性は低いとの見通しを示した。

 クレディ・スイスのウェルスマネジメント事業の運用資産は昨年末時点で5410億フランだった。同行は24日に1−3月(第1四半期)決算を発表する予定。

 同リポートでは、UBSによる買収で生じた不確実性が「競合他社にとってはアドバイザーと顧客を奪う機会になり得る」と指摘した。
 資産流出により統合後銀行の年間収入54億ドル(約7250億円)が失われるとの見積もりも示した。

 クレディ・スイスの顧客と資産の流出はUBSにとって主要な問題となりつつある。
 
ブルームバーグ・ニュースはUBSが既に優秀な人材のつなぎ留めに動いていると報じていた。

   

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システミックリスク呈するノンバンクの監督強化を提案


 米国金融監督当局は、ノンバンク企業の
   監視に活用するツールの強化
を提案した。
 トランプ前政権のガイダンスではノンバンクをシステム的に重要な機関として指定するのを困難にしていたが、これを変更することが含まれる。

 イエレン米財務長官は21日、金融安定監視評議会(FSOC)の提案を発表した。
 これはノンバンク企業の指定方法を変更するもの。

 イエレン氏は 「2019年に出された既存のガイダンスは、指定プロセスの一部として不適切なハードルを生じさせていた」と指摘した。
 
 こうした追加の措置は米金融規制改革法(ドッド・ フランク法)で義務付けられていない。
 その上、有益でも実行可能でもないと続けた。
 
 また、「一部は金融危機がどのように始まり、どんな代償を強いるかなどについて、誤った見方に基づいている」と述べた。

 さらに、そのような指定プロセスは完了するのに6年かかる可能性もあると説明し、「非現実的な工程であり、手遅れになる前に金融安定への新たなリスクに対応するFSOCの行動を妨げる恐れがある」と続けた。

 FSOC会合でのこうしたイエレン氏の発言は、連邦監督当局が大手ノンバンク企業をどの程度緊密に監視するのか、バイデン政権下で長らく予想されていた変化を示すものだ。

   
ひとこと
 
 金融規制強化が始まる兆しから具体的な行動に移行していくことだろう。

 
    
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