2023年09月16日

米国経済が力強い成長がインフレ圧力増大につながるとみる米金融当局内のタカ派を勢いづかせる


 FHNファイナンシャルのマクロストラテジスト
   ウィル・コンペノーリ氏
は顧客向けリポートで、米国経済が力強い成長がインフレ圧力増大につながるとみる米金融当局内のタカ派を勢いづかせるような、米経済の過熱の兆候が依然として存在していると指摘した。

 また、「来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)は金利据え置きの予想が圧倒的に優勢だが、ドット・プロット(金利予測分布図)は年内あと1回の利上げを示す」との見方を示した。

  
ひとこと
 
 米国にインフレ傾向を支援する形の日本の低金利円安政策は日本国民にとっては愚かそのものの政策であり、金を引き出させられているだけだ。
 日本で作られた製品の価値がドルベースでは低下、インフレを抑え込む流れを支援している。


   
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ユーロが対ドルで一時3月以来の安値

 
 
 ニューヨーク外国為替市場では、ユーロが対ドルで一時3月以来の安値をつけた。
 ECBは10会合連続の利上げを決めたが、借り入れコストはこれで
   インフレ抑制
に向けて十分に景気抑制的な水準にあると示唆し、成長見通しを下方修正したことが背景にある。

 ユーロは一時0.9%安の1ユーロ=1.0632ドルと、3月20日以来の安値に沈んだ。
 
 為替市場の動きもあり、エコノミストらは今回の決定を受けて、ECBの政策金利がピークに達したとみているようだ。
 当然、リスクヘッジでもあるスワップ市場もこうした見方を織り込んでいる。

 ブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.3%上昇し、今週に入っての下げを縮めた。
 燃料価格の値上がりを受けて小売売上高とPPIがいずれも予想を上回る伸びとなったことが背景にあると見られる。

 円は対ドルで振れの大きい値動きとなったが、直近では147円台40銭台で推移している。
 ただ、一時は147円02銭まで上昇したが日銀の動きの鈍さを反映し、150円台を試す動きが出てきそうだ。
 
 市場関係者によると、147円付近でのオプション絡みの買いがドルを再び支えている状況で、そこが固まれば、チャレンジが始まるだろう。
 米国債券の下落が起きると熾烈な環境が広がりかねず、学者のごとき日銀総裁らが対応できるかどうかには疑問符がつく。



posted by manekineco at 07:21| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース・話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

米国株式市場は好調を維持

 
 米国株式相場は
14日、力強い経済指標を受けて、米金融当局が長期にわたり高金利を維持しても、ソフトランディング(軟着陸)を実現できるとの期待が再び高まり買いが広がり上昇した。

 8月の米小売売上高は前月比0.6%増と、市場予想の0.1%増を上回った。
 ただ、ガソリン価格上昇を背景に、裁量支出が抑制され、減速の兆しも示した。

 8月の生産者物価指数(PPI)は約1年ぶりの大幅な伸びとなったことで、エネルギーと輸送のコスト上昇が全体を押し上げた。

 S&P500種株価指数は主要業種全てがプラス圏となる全面高の展開で、4500の水準を上抜けた。
 また、ダウ工業株30種平均は1%上昇した。
 この日上場したソフトバンクグループ傘下の英半導体設計会社アーム・ホールディングスは買いを集め、公開価格を25%上回って引けた。
 
 ウォルト・ディズニーは傘下のABCネットワークとテレビ局を地方テレビ局運営会社ネクスター・メディア・グループに売却する可能性について予備的協議を行ったことがメディアの取材で明らかになったことが市場に流れ買われた。

 ストライキの脅威が迫るフォード・モーターとゼネラル・モーターズ(GM)はアンダーパフォームした。
 15日には株式と指数に連動するオプションが期限を迎えるため、売買高が急増しボラティリティーが高まる展開に市場関係者は備えている。
 

 
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米国の金融機関がオフィス不動産で2500億ドルを失う恐れと警告


 ヘッジファンド運営会社ヘイマン・キャピタルの創業者でサブプライム危機を予見した
   カイル・バス氏
は11日、ブルームバーグTVとのインタビューで米国では職場環境の変化や金利上昇などでオフィス不動産市場に痛みが生じており、米国の銀行はいずれオフィス市場で2000億−2500億ドル(約29兆3000億−36兆6000億円)の損失を被る恐れがあるとの見方を示した。

 バス氏は商業用不動産市場のうち、産業用不動産や集合住宅は堅調を維持するが、損失を計上する主なセクターがオフィスになると指摘した。
 
 また、米経済については「今後6−8カ月の間に賃金を巡って厄介な状況に陥り、景気は下降線をたどるだろう」と続けた。

 同氏は10年余り前、サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン危機を読んだ投資で成功を収めて有名になった。  


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