2023年10月04日

金利上昇が今年の株式相場の上昇を頓挫させる可能性

  
 モルガン・スタンレーのマイケル・ウィルソン氏とJPモルガンのマルコ・コラノビッチ氏は最近の顧客向けリポートで、実質金利の持続的な上昇が今年の株式相場の上昇を頓挫させる可能性があると警告した。

 米連邦準備制度が予想以上に長くタカ派的な姿勢を維持することへの懸念から、S&P500種は2カ月連続で下落した。


  
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マッカーシー下院議長を共和党右派からの突き上げで解任?


 米国議会下院のマッカーシー院議長(共和)が3日、党内の造反の動きで解任された。
 
 これまでの米国で下院議長を解任されるのはマッカーシー氏が初めてとなる。
 政府機関のつなぎ予算の問題顔を引き、米議会がさらに混迷を極めるのは必至だ。
 

    
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円は一転して急伸??


 NY時間為替市場では円が対ドルで心理的節目の150円を下回った直後に一転して急伸した。
 円下落に歯止めをかけようと、日本当局が介入を実施しているとの観測が市場に流れた。
 
 円は米求人件数の発表後に昨年10月以来の安値となる1ドル=150円16銭まで下落したが、そこから数秒間で約2%上昇し、147円43銭まで急反発した。
 
 日本当局の介入の可能性が市場に流れたものの公式に確認されるまでは分からない。
 
 ただ、円相場の底を確認した動きが、市場介入で反発したものの、強さは不明であり、繰り返し売りで底の強さを見てくるため、介入はやや弱いようにも見える。

 これまで欧米の投資家の懐に潤沢に蓄えられた資金を吸い上げて日本に戻してもらうためには3円から5円程度までの値幅で円を買うなかで保有してきた米ドルを売り抜け、異次元の金融政策などという国際資本への利益供与的な行為を継続させたことで日本国民が貯蓄していた資産が弄ばれ300兆円以上の価値が低下してしまっている。
 
 この円安からの反転を利用して、これまでに吐き出された資産の回収を最優先すべき好機だ。
 円安からの反転の繰り返しで保有する米国債や米ドルのポジションを減少させ、保有ポジションを改善しているとすれば支持すべき状態であり、無能な過去の所業から言えば変化させた対応を隠密裏にすすめて居れば問題はない。
 
 ただ、過去と同様に何も出来ずに円高に至る流れであれば、忖度しすぎた口先だけの「阿呆の集団」であり、恥ずべき輩ということになる。
 
 まあ、全総裁の黒田が、初期の手法の効果をいつまでも続けた結果、最後は成れの果ての如き、全ての成果を霧散させて害悪のみが目立つ存在となり、最悪の結末で退任したともいえる。
 同じ轍を踏むことなく成果を上げることを期待したいのだが、持ち上げすぎになるかも…  
  

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FRBの金融政策における最大の問題はどの程度長く高金利を続けるかということ


 米国連邦準備制度理事会(FRB)の
   バー副議長(銀行監督担当)
は2日、ニューヨークで開かれた
   フォーキャスターズ・クラブ
のイベントで、米金融当局者らが現在直面している
   最大の問題
は金利を景気抑制的な水準にどの程度長く維持するかだと指摘し、追加利上げの是非に関して慎重に進めることが可能だとするパウエルFRB議長と同様の見解を示した。

 バー氏は経済成長は今後1年にわたって「潜在力を下回るペースに」減速するとの見通しも示したうえ、金利上昇で活動が抑制され、労働市場が軟化すると説明した。
 
 米国の利上げの完全な効果は向こう数カ月に表れると付け加えた。

 また、「われわれが引き締めサイクルのどの位置にいるのかに関するパウエル議長の発言に私は強く同意する。ここまでの道のりを踏まえれば、慎重に進めることが可能な地点にいる」と述べた。


    

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