2023年10月07日

NY原油先物は利益確保の反発止まり

  
 ニューヨーク原油先物相場は反発して引けた。
 ただ、週間では9%下げ、3月以来の大幅安となった。

 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物11月限は
   1バレル=82.79ドル
と前日比48セント(0.6%)高で終了した。
 なお、北海ブレント12月限は51セント高の84.58ドルで引けている。

 追加利上げの可能性が金融市場を混乱させており、現物市場でのタイトな状況を打ち消す格好となった。

 追加利上げや金利高止まりへの懸念が強まっていることが、最近の原油安の背景にある。
 同時に、テクニカルな売りやアルゴリズムに基づいた取引も下げにつながった。

 ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油は週間では8ドル下落した。
 取引時間中では8月以来の安値を付ける場面もあり、サウジアラビアとロシアの供給削減継続による上昇分を帳消しにした。

 今週は米エネルギー省の統計がガソリンの消費量減少と在庫増加を示したため、地合いが悪化した。この統計を受け、価格上昇が製品需要を破壊したかどうかを巡る議論が噴出した。
 
 ただ、ゴールドマン・サックス・グループやバークレイズなどの銀行は、この懸念は行き過ぎだとしている。


posted by manekineco at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース・話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

円安誘導を継続させる異次元の金融政策などという国際資本への忖度は、円の価値を低下させ国益を害するだけだ!!

  
 米ドルは雇用統計発表直後は力強く上昇したが、国債利回りが伸び悩むと失速し、下げに転じた。
 主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は一時0.5%高となる場面も見られた。

 主要10通貨では円が唯一、対ドルで下落し、一時は149円53銭まで売られた。
 

    
posted by manekineco at 06:37| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース・話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

FRBは年内の再利上げに傾斜へ、9月の米雇用者数が予想を上回り


 米雇用統計で非農業部門雇用者数が
   前月比+33万6000人
と増加し、7−8月も大幅に上方修正され、アナリスト予想を大幅に上回った。
 このため、米連邦公開市場委員会(FOMC)は年内の再利上げに傾く可能性が高い。

 なお、9月の雇用者数は9月の失業率は前月と同じ3.8%で、賃金は緩やかなペースでの伸びにとどまっている。

 長期金利は政策金利は以前考えられていたよりも長く高止まりする可能性が高いという当局のメッセージに市場が順応しているため9月の会合以来、上昇傾向にある。
 
 30年債利回りは今週5%を超え、2007年以来の高水準に達した。

 金融当局は今回の雇用統計の他の部分には安心感を抱くことができ、平均時給は前月比0.2%上昇した。
 これは前年同月比では4.2%上昇と、2021年半ば以来の低い伸びとなっている。

 雇用統計では経済の勢いが依然として強いことを示唆している。
 ただし、FOMCは10月12日に発表が予定されている消費者物価指数(CPI)を含むインフレ指標も注視することになる。


 
posted by manekineco at 06:29| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース・話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする