米連邦準備制度理事会(FRB)の パウエル議長は19日、ニューヨーク・エコノミック・クラブの講演で「経済成長の強靱さと労働需要の底堅さを示している最近のデータに、われわれは留意している」と指摘した。
「経済成長が継続的に潜在成長率を上回っている兆候、ないし労働市場の引き締まりがもはや緩和していない兆候が新たに見られた場合、インフレに関する一層の進展にリスクが生じる可能性があり、金融政策の追加引き締めが正当化され得る」と続けた。
講演後に行われた司会者との質疑応答では「政策が現在引き締め過ぎである兆候はないと考えている」と述べた。
また、FOMCについては、インフレ率を時間とともに2%へと持続的に押し下げる上で十分に景気抑制的な政策スタンスを達成し、インフレがその軌道に乗るまで、政策をその水準で維持することにコミットしていると説明した。
その上で、「インフレはなお高過ぎる。インフレがわれわれの目標に向けて持続的に低下しているという確信を得るには時間が必要で、数カ月の良好なデータはその始まりに過ぎない」と述べた。
同時に、利上げが経済に下向きの圧力をかけている兆候が出ており、「有意な引き締めがなお控えている可能性はある」と述べた。
このほか、地政学的な緊張は「極めて高い状態にある」としてその重要なリスクに言及した。
イスラエルへの攻撃を「凄惨と表現し、さらに多くの人命が失われる見通しも恐ろしいことだと話した。
ひとこと
イスラエル政府が民族浄化とも言えるパレスチナ人の居住地を簒奪し、入植者に配分するためガザ地区に押し込む政治手法は凄惨とは言わないのか?
posted by manekineco at 08:32|
Comment(0)
|
TrackBack(0)
|
ニュース・話題
|
|