イスラエル軍は23日、パレスチナ自治区ガザへの空爆を実施、地区内の標的を攻撃したことを明らかにした。
西側諸国はイスラエルとイスラム組織ハマスの紛争が広範な地域に飛び火するのを阻止すべく取り組みを強化しているがイスラエルは国連の勧告等を無視した占領地でのパレスチナ人の追放と奪った土に入植者を投入し領土しての既成事実化政策などこれまで同様の行動を続けていくつもりで紛争の芽を作り続けている。
戦術として国際避難を浴びかねないようガザ地区北部にいるパレスチナ人の南部への避難という手法で南部における食料や医薬品、飲水などの不足などを加速せ兵糧攻めと内部対立を引き起こさせる時間を作り出すため、今のところはイスラエル軍は大規模な地上侵攻を遅らせているだけのことで、ハマスに拘束されている人質の解放に向けた努力が続いている状況を意図的に利用しているともいえる。
英国政府の情報機関からは、先週起きたガザの病院爆発について、英情報当局と兵器専門家はイスラエルが関与したものではないと結論付けたという。ただ、直接的な攻撃には関与していないとしても時間軸で見ればイスラエルの政策からこうした問題の多くが発生しているともいえる。
支援物資を積んだトラックの車列がエジプトとの国境であるラファを通過しガザに入り始めているが、本来の必要量の1割にも満たないため急増する避難民の数を考えれば国連はまだ不十分との認識を示した。
攻撃前の情報を把握したネタニア政権が何も対応しなかったことが未だ問題視もされず、そもそも、入植者への土地の提供の源が居住してきたパレスチナ人の住居や農地等を一方的に奪ってきた政策により、難民化したパレスチナ人の憎悪を生み出したともいえる。
大義なき戦闘を行っているイスラエルの通貨シェケルと国債は下げを拡大した。
同国中銀が2006年以来の高水準にある政策金利を据え置き、ハマスとの紛争の影響で今年と来年の成長見通しを引き下げたことが嫌気された。
posted by manekineco at 06:13|
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