イスラエルの各メディアは、レバノンのイスラム抵抗組織ヒズボラが持つ軍事力への懸念を示し、この抵抗組織がネタニアフ政権の死角を割り出していることを認めた。
イラン・イスラム共和国放送パールストゥデイによると、イスラエルの各メディアは
「無人機の脅威はイスラエル占領地北部の前線で増大している」
と報道し、「ヒズボラは、特に安価でシンプルな作りの無人機で突けるイスラエルの死角を割り出している。このような無人機により、イスラエル兵を攻撃するヒズボッラーの力は幅広いものとなっている」と伝えた。
また、「ヒズボラの無人機は、その正確な起動力でイスラエル政権の信じがたいような死角を突くことができる」と続けた。
ヒズボラは17日土曜夜、パレスチナ北部のイスラエル政権拠点に砲撃を行ったと発表した。
ヒズボラー戦争広報局によれば、このレバノンの抵抗組織とガザのパレスチナ抵抗勢力は、ハルシュ・シェトゥラにいるイスラエル兵の一団に砲弾攻撃を行ったと明らかにした。
イスラエル政権は、西側諸国の全面的支援を受けながら昨年10月7日より、パレスチナのガザおよびヨルダン川西岸において、圧政にさらされながら身を守る術を持たないパレスチナ人の民族浄化とも批判される戦略で大規模な虐殺を開始した。
これに対し、ガザのパレスチナ抵抗勢力や、レバノン、イラク、イエメン、シリアの各抵抗組織は、占領者たるイスラエル政権にこれらの犯罪の代償を払わせると警告している。
最新の報告によれば、イスラエル軍の攻撃によりこれまでに殉教したパレスチナ人は4万人超、負傷者は9万2000人超に及んでいる。
イスラエル政権は、イギリスの植民地主義計画および、世界各国からのユダヤ人のパレスチナへの移民を通じて1917年に創設され、その存在はイギリスに対する無差別テロを繰り返したことで独立を勝ち取り、1948年に宣言された。
それ以来、パレスチナ人の虐殺およびその全領土の占領を目的にした民族浄化とも言うべき戦略に基づき、さまざまな大量殺戮計画が実行されてきた。