2024年08月19日

無人機の脅威はイスラエル占領地北部の前線で増大

 イスラエルの各メディアは、レバノンのイスラム抵抗組織ヒズボラが持つ軍事力への懸念を示し、この抵抗組織がネタニアフ政権の死角を割り出していることを認めた。
 イラン・イスラム共和国放送パールストゥデイによると、イスラエルの各メディアは
   「無人機の脅威はイスラエル占領地北部の前線で増大している」
と報道し、「ヒズボラは、特に安価でシンプルな作りの無人機で突けるイスラエルの死角を割り出している。このような無人機により、イスラエル兵を攻撃するヒズボッラーの力は幅広いものとなっている」と伝えた。
 また、「ヒズボラの無人機は、その正確な起動力でイスラエル政権の信じがたいような死角を突くことができる」と続けた。

 ヒズボラは17日土曜夜、パレスチナ北部のイスラエル政権拠点に砲撃を行ったと発表した。
 ヒズボラー戦争広報局によれば、このレバノンの抵抗組織とガザのパレスチナ抵抗勢力は、ハルシュ・シェトゥラにいるイスラエル兵の一団に砲弾攻撃を行ったと明らかにした。
 イスラエル政権は、西側諸国の全面的支援を受けながら昨年10月7日より、パレスチナのガザおよびヨルダン川西岸において、圧政にさらされながら身を守る術を持たないパレスチナ人の民族浄化とも批判される戦略で大規模な虐殺を開始した。

 これに対し、ガザのパレスチナ抵抗勢力や、レバノン、イラク、イエメン、シリアの各抵抗組織は、占領者たるイスラエル政権にこれらの犯罪の代償を払わせると警告している。
 最新の報告によれば、イスラエル軍の攻撃によりこれまでに殉教したパレスチナ人は4万人超、負傷者は9万2000人超に及んでいる。
 イスラエル政権は、イギリスの植民地主義計画および、世界各国からのユダヤ人のパレスチナへの移民を通じて1917年に創設され、その存在はイギリスに対する無差別テロを繰り返したことで独立を勝ち取り、1948年に宣言された。
 それ以来、パレスチナ人の虐殺およびその全領土の占領を目的にした民族浄化とも言うべき戦略に基づき、さまざまな大量殺戮計画が実行されてきた。

   
posted by manekineco at 21:10| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース・話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ドイツの防衛関連株が新規のウクライナ軍事支援を凍結するとの報道を受け下落

 ドイツ株式市場では19日、防衛株が下落している。
 地元紙フランクフルター・アルゲマイネの17日付の報道で
   ドイツ財務省
が予算上の制約からウクライナ軍事支援の追加申請を承認しないとの記事が嫌気されている。
 兵器製造のラインメタル(RHMG.DE)が3%下落した。
 また、IRIS−T防空システム用レーダー製造のヘンソルト(HAGG.DE)が6%安、戦車用ギアボックス製造のレンク(R3NK.DE)が4%安と売られた。
 同紙が今月5日付の財務省の書簡を基に伝えたところによると、ウクライナ向けの
   新規の資金支援申請
はショルツ首相の要請で一切承認されない見通しとのこと。
 ドイツ政府筋は「財源が空っぽだ」と述べたという。

      
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ソフトバンクGにIPO勝ち組への投資でインド株式市場から追い風

 ソフトバンクグループにインド株式市場から熱い追い風が吹いているという。
 4−6月期(第1四半期)決算が失望を誘ったことなどで自社の株価はさえない。
 しかし、ムンバイ市場ではソフトバンクGが支援する3社が過去1週間で相次ぎ力強いデビューを飾った。  

 インド市場で約2年ぶりの大型新規株式公開(IPO)となった電動二輪車大手オラ・エレクトリック・モビリティーの株価は60%余り上昇した。
 また、ソフトウエアメーカーのユニコマース・eソリューションズの株価もすでに約80%高、ベビー・子供用品販売会社ブレーンビーズ・ソリューションズも上場来で約40%上昇している。

 こうしたインド市場でのIPOがさらに成功すれば、孫正義社長が目指す人工知能(AI)と半導体への大規模投資のための軍資金が積み上がることにもなる。
 同社は莫大な現金を有するようになっており、資産価値は傘下の英半導体設計会社アーム・ホールディングスの株価とともに膨れ上がっている。
 
 ビジョン・ファンド事業は4−6月期のセグメント損益が2043億円の赤字となっただけに、今回のインドでの連続IPOは明るい兆しとなった。
 また、電子決済サービス会社ペイtmや物流プロバイダーのデリーバリーなど、ソフトバンクGによるインドでの過去の投資が期待外れとなった後では安心材料でもある。

 ソフトバンクGの株価は足元で回復しているが、7月に付けた過去最高値からはなお30%安い水準にある。

 会社の開示情報に基づいて計算したところ、同社は最近のインドでの3件の株式売り出しで計1億5500万ドル(約230億円)を得たことになる。
 ロックアップ期間を考慮すると保有株式からさらなる売却益を手にするのは先になるものの、投資はまずは好調スタートを切ったと言える。

 インド株式市場は大型IPOで活況を呈しており、投資家は韓国の現代自動車の現地部門が今後数カ月で予定する35億ドル規模のインド上場にも注目している。
  

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イスラエルとハマス、停戦妨げていると互いに非難し、協議が再び膠着か

 イスラエルとイスラム組織ハマスは、停戦交渉を妨げているとして互いを非難しており、交渉妥結の後押しを目指すブリンケン米国務長官はイスラエルのテルアビブに到着したが交渉が不発に終わる可能性もでてきている。

 交渉仲介国は、パレスチナ自治区ガザの停戦を目指す取り組みはここ数カ月で最も最終段階に近づいているとの認識を示しているが、18日に双方が異議を唱えたことで、交渉が再び膠着状態に陥る可能性が高まった。

 イスラエルのネタニヤフ首相は「われわれが進めているのは交渉であり、ただ譲歩するというシナリオではない」と閣議の冒頭で発言し、交渉をまとめる意識すらない状態を露呈した。
 また、「柔軟に対応できることと、柔軟には対応できないことがあり、そこは曲げられない。われわれは両方を区別する方法をよく分かっている」と続けた。

 それから程なく、ハマスは声明を通じてイスラエルの新たな要求について詳述し、それが交渉を妨げていると主張したうえ、「ネタニヤフ氏に全責任がある」と批判した。

 米国務省高官によると、ブリンケン氏は今回のイスラエル訪問でネタニヤフ首相、ヘルツォグ大統領、ガラント国防相らと会う予定だ。
 イスラエルとハマスの衝突以来、同氏の中東歴訪はこれで10回目となり、20日にはエジプトに向かう。
   
   
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FRB議長が市場にショックを与えたり、発言がタカ派的であったりすれば、株価はネガティブに反応するだろう

 ホムリック・バーグの
   ステファニー・ラング最高投資責任者(CIO)
は「発言のトーンが極めて重要だ」と指摘した。
 「もし議長が市場にショックを与えたり、発言がタカ派的であったりすれば、株価はネガティブに反応するだろう」と続けた。

 トレーダーは9月会合で利下げが行われることを完全に織り込んでいる。
 しかし、それがどの程度の幅になるかは確信していない。
 また、今後数日の間に発言を予定している金融当局者は少ないため、パウエル議長の発言は相場を動かす大きな要因となり得る。
   
   
posted by manekineco at 14:02| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース・話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

最近のデータが示唆するのは、 米国消費が強さを維持しつつも減速していること

 ステート・ストリートのストラテジスト
   ケイラ・セダー氏
は「あらゆることを考慮すると、最近のデータが示唆するのは、消費が強さを維持しつつも減速していることだ。これは、米金融当局が緩やかな利下げを始める準備ができている状況と整合する」とした。
 
   
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円売りポジションがこれまでのように積み上がることは想定しづらい

 あおぞら銀行のチーフマーケットストラテジスト
   諸我晃氏
はCFTC報告の発表前に、円売りポジションがこれまでのように積み上がることは想定しづらく、巻き戻しが円を支えやすいと分析した。
 ただ、パニック的なポジション調整が終わり、改めて円キャリーに取り組む動きも想定されると述べていた。
  
   
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トランプ氏がインフレでハリス氏を非難したうえ、その後すぐに個人攻撃を展開など劇場型政治家としての資質の悪さを目立たせた。 

 トランプ前米大統領は17日の選挙集会で、ハリス副大統領をバイデン政権下での高インフレと結びつけようとした後は、脈絡もない単なる場当たり的な批判に転じた。

 トランプ氏はペンシルベニア州北東部のウィルクスバリで開いた集会で「カマラは前日、いわゆる経済計画を発表した。就任初日から食費や住居費を引き下げると言っている。しかし、カマラにとっての初日は3年半前だった」と述べた。
 ウィルクスバリはバイデン氏の生まれ故郷、スクラントンに近い。

 トランプ氏はすぐにハリス氏への個人攻撃に転じ、「人々は私に、友好的に振る舞えと言うが、彼女の笑い声を聞いたことがあるだろうか。あれは狂人の笑いだ」と発言した。

 トランプ氏は自身の盟友らから侮辱を控えるよう促されている述べ、「ハリス氏を狂人と呼ばないよう注意されているが、それが彼女だ」と話すなどした。。

 90分余りに及んだ演説では、自分の方がハリス氏よりも見かけがいいとも、トランプ氏は自己陶酔的に述べた。

 こうしたアプローチは、有権者が11月の大統領選で重要だとしている経済や移民などの問題に焦点を当てるようトランプ氏に勧めてきた一部の共和党員を動揺させた。
 この分野ではトランプ氏が有利であることが世論調査で示されているが、トランプ氏の振る舞いは戦略を意味のない話が優先し、全てを破壊しかねない様相だ。

 大統領の職務の権威尊厳もなくする無頼漢なのだろう。
 
    
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ウクライナ急襲に焦ったプーチン大統領、徴集兵の悪材料まで重なる

 ウクライナがロシア本土のクルスク州への奇襲攻撃が成功し同地域の攻略を10日以上継続している中でロシア内の混乱が広がりプーチン大統領の政治的負担が大きくなってきた。
 16日(現地時間)、CNNの報道によるとロシア国民の間から新兵が投入されたこともあり、「クルスクから徴集兵を撤収させてほしい」という請願がオンラインで広がっているという。
 ロシアで徴兵制は政治的爆発力が大きな事案となっており、職業軍人とは異なり、徴集兵は海外派兵がそもそも法律で禁止されている。
 そのため、戦闘作戦に参加しないため
   制限的な訓練
を受けているにすぎない。
 そのため、プーチン大統領も徴集兵は戦闘に投じないと約束してきた。

 ただ、ウクライナの急襲攻撃で徴集兵が最前線に立ったため、徴集兵の家族がプーチン政権やロシア軍にたいして怒りが広がっている。
 徴集兵の祖母だというナタリア・アペルさんはロシア独立メディア「ヴョルストカ(Verstka)」に孫が国境から約500メートル離れた村に
   武器もなく配置された
と批判し「シャベルで対抗しろということか」と怒ったといった報道も出てしまった。

 CNNによると、ウクライナ軍が占領したスジャの路上には死体が見え、道路には銃弾の跡がある民間の車両が並んでいた。
 広場にあるウラジーミル・レーニンの銅像も顔の部分の半分ぐらいが破壊されていた。
 ロシアはこのようにクルスク州の状況が外信を通じてロシア国民に公開され知るところになると、事実を知らせないよう情報を規制し始めロシア国民の耳をふさぐよう圧力を強めた。

 ロシア連邦保安局(FSB)はクルスクで現場リポートを制作した
   イタリア国営放送会社RAIのジャーナリスト2人
に対して刑事訴訟を提起する意向を明らかにした。

 ウクライナのキーウ軍事行政庁はロシアが18日、首都キーウに
   北朝鮮製と見られる弾道ミサイル
を再び発射したため、これらのミサイルはすべて迎撃したと発表した。
 セルヒー・ポプコ軍事行政庁長はテレグラムを通じて「今回の攻撃は8月のキーウに対する3回目の弾道ミサイル攻撃」と明らかにしながら「予備情報によると、ロシアが3回連続で北朝鮮制弾道ミサイルを使った可能性が最も高い」と続けた。

    
ひとこと
 朝鮮戦争と同じく、志願兵として北朝鮮軍の兵士を投入する可能性が高くなっている様に見える。

  
posted by manekineco at 07:02| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース・話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ファウンダーズファンド(Founders Fund) サンフランシスコを拠点とするベンチャーキャピタル 運用資産 120億米ドル(2023年)

 2005年に設立されたサンフランシスコを拠点とするベンチャーキャピタル会社。
 ファウンダーズファンドは
   スペースエクスプロレーションテクノロジーズ(スペースX)
   パランティアテクノロジーズ
の最初の機関投資家ろして知られ、フェイスブックの初期投資家でもある。
 同社のパートナーは、ペイパル、パランティアテクノロジーズ、アンドゥリルインダストリーズ、スペースXなどの企業の創業者、初期の従業員、投資家である。

 運用資産 120億米ドル(2023年) 

 会社はピーター・ティール、ケン・ハウリー、ルーク・ノセックによって2005年初頭に設立された。
 同年1月に個人起業家やエンジェル投資家から5000万ドルの最初のファンドを調達した。
 その後、ナップスターの共同設立者でフェイスブックの元社長
   ショーン・パーカー
が2006年に加わった。
 2007年に、この会社は2億2000万ドルの新たなファンドを調達した。

 2010年に同社は2億5000万ドルの資本金で第3ファンドを調達した。
 また、2011年には6億2500万ドルの資本金で第4ファンドを調達している。
 2014年、ファウンダーズファンドは10億ドルの第5弾ファンドを調達し、同社の運用資産総額は20億ドルを超えた。

 2016年、ファウンダーズファンドは6番目のファンドとして13億ドルを調達し、同社の運用資産総額は30億ドルを超えた。
 2020年、ファウンダーズファンドは7番目のフラッグシップファンドと初の成長ファンドを調達し、30億ドルの新規資本を調達し、同社の運用資産総額は60億ドルを超えた。
 2022年、ファウンダーズファンドは8番目のフラッグシップファンドと2番目の成長ファンドを調達し、50億ドルを超える新規資本を調達し、同社の運用資産総額は110億ドルを超えた。

 2023年、ファウンダーズファンドは、企業に資金調達の試みを発表した際に
   シリコンバレー銀行
から資金を引き揚げるよう助言したことで、銀行への取り付け騒ぎを助長し、FDICによる引き継ぎを誘発した。
 2023年3月、ファウンダーズファンドは不確実な市場環境に適応するため、第8のベンチャーキャピタルファンドの規模を約18億ドルから約9億ドルへと市場に知られないよう警戒して半分に削減した。
 2023 年冬現在、13 人のパートナーがいる。
 ・ピーター・ティール、ペイパルの創設者、元CEO、会長
 ・ブライアン・シンガーマン、 iGoogleの創設者
 ・ローレン・グロス
 ・スコット・ノーラン
 ・トレイ・スティーブンス
 ・ナポレオン・タ
 ・マティアス・ヴァン・ティエネン
 ・サム・ブロンド
 ・ジョーイ・クルーグ
 ・デリアン・アスパロウホフ
 ・ジェニファー・キャンベル
 ・ライアン・ピーターセン

 なお、過去のパートナーとして
 ・キース・ラボイス
 ・ケン・ハウリー、ペイパルの創設者兼元CFO 
 ・ケビン・ハーツ、 Eventbriteの共同創設者
 ・ショーン・パーカー、ナップスターの共同創設者でありフェイスブックの初代社長
 ・ブルース・ギブニー、創設者兼著者
 ・ジェフ・ルイス(投資家)、ベッドロックの共同創設者[
 ファウンダーズファンドは、あらゆる分野、段階、地域の企業に投資する総合的な会社で投資先には、Airbnb、Anduril、Armada、 DeepMind、Lyft、Facebook、Flexport、Palantir Technologies、SpaceX、Spotify 、 Stripe、Wish、Neuralink、Nubank、Twilioなどがある。

     
posted by manekineco at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | よもやまばなし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする