2024年09月22日

RTXコーポレーション(RTX Corporation) 米国の多国籍 航空宇宙防衛コングロマリット  収益 689.2億米ドル(2023年) 

RTXコーポレーション(RTX Corporation)
 RTXコーポレーション(旧レイセオンテクノロジーズコーポレーション)は、バージニア州アーリントンに本社を置く米国の多国籍 航空宇宙防衛コングロマリット 。
 収益と時価総額で世界最大の航空宇宙防衛メーカーの1つであり、諜報サービスの最大手プロバイダーの1つでもある。
 2023年のフォーブスグローバル2000での同社の順位は79位である。
 RTXは、航空機エンジン、航空電子機器、航空構造、サイバーセキュリティソリューション、誘導ミサイル、防空システム、衛星、ドローンを製造している。
 同社は大規模な軍事請負業者でもあり、収益の大部分を米国政府から得ている。

 収益 689.2億米ドル(2023年)
 営業利益 35.6億米ドル(2023年)
 純利益 32億ドル(2023年)
 総資産 1,619億米ドル(2023年)
 総資本 598億米ドル(2023年)
 従業員数 185,000人(2023年)
 
 子会社
 ・コリンズエアロスペース(Collins Aerospace)
 ・プラット・アンド・ホイットニー(Pratt & Whitney)
 ・レイセオン(Raytheon)
  
 RTXコーポレーションは
   ユナイテッド・テクノロジーズ・コーポレーション(UTC)
   レイセオン・カンパニー
の航空宇宙子会社の対等合併によって誕生した。
 2020年4月3日に完了した。合併前に、UTCは非航空宇宙子会社の
   オーティス・エレベーター・カンパニー
   キャリア・コーポレーション
を分社化した。

 UTCは名目上の合併存続会社だったが、社名を
   レイセオン・テクノロジーズ
に変更し、本社をマサチューセッツ州ウォルサムに移転した。
 UTCの元CEO兼会長であるグレゴリー・J・ヘイズが合併後の会社の会長兼CEOを務めている。

 2023年7月にRTXに社名を変更した同社は
   コリンズ・エアロスペース
   プラット・アンド・ホイットニー
   レイセオン
     (旧レイセオン・インテリジェンス・アンド・スペース
       レイセオン・ミサイル・アンド・ディフェンス)
の3つの子会社を擁している。

    
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ユナイテッド・テクノロジーズ(United Technologies Corporation, UTC)米国の複合企業(コングロマリット)

ユナイテッド・テクノロジーズ
    (United Technologies Corporation, UTC)
 米国コネチカット州 ハートフォードに本部を置いて、事業内容が多岐にわたっており、狭義の意味での複合企業(コングロマリット)であった。
 航空機のエンジン、宇宙産業、防火・消火製品およびセキュリティサービス、その他工業製品など、非常に多くの分野で研究開発、製造を行っている。
 なお、ロケットエンジン、ヘリコプター、燃料電池、空調装置、エレベータ、エスカレータ事業などは売却された。
 2020年4月、航空宇宙事業がレイセオンと合併し
   レイセオン・テクノロジーズ
となった。

 世界恐慌が始まる1929年に
   ボーイング
   プラット・アンド・ホイットニー・エアクラフト(Pratt & Whitney Aircraft)
など数社が統合して
   ユナイテッド・エアクラフト・アンド・トランスポート
          (United Aircraft and Transport Corporation)
として誕生した。
 1934年、反トラスト法によりボーイングやユナイテッド航空と分割され
   ユナイテッド・エアクラフト (United Aircraft Corporation)
となり、1975年に
   ユナイテッド・テクノロジーズ (United Technologies Corporation, UTC)
となった。

 1976年にエレベータメーカーの
   オーチス・エレベータ
を、1979年には空調設備メーカーの
   キヤリア(The Carrier Corporation)
を買収した。

 2020年4月3日、事業再編によって、空調事業キヤリアとエレベータ事業オーチスはスピンオフによりそれぞれ独立した会社となった。
 航空宇宙事業はレイセオンと経営統合し、ユナイティッド・テクノロジーズは
   レイセオン・テクノロジーズ
に社名変更された。
 また、その本社はコネチカット州ハートフォードからレイセオン本社所在地であるマサチューセッツ州ウォルサムに移転された。

・プラット・アンド・ホイットニー (P&W)
  ガスタービンエンジンやロケットエンジンなどの設計・製造。
  航空用ジェットエンジンについては
   GEアビエーション
   ロールス・ロイス plc
 に並ぶ世界3大メーカーのひとつ。
・プラット・アンド・ホイットニー・カナダ (P&WC)
  小型航空機エンジンの設計・製造、サポート業務を行う。
・コリンズ・エアロスペース
  商業や軍事、国などへの航空宇宙システムの設計、製造
  国際宇宙計画における主要業者である。
  また、化学、食品加工から、建築、採掘に至るまで様々な工業製品を手がけている。
・UTクライメイト・コントロール&セキュリティ
  防火製品およびセキュリティサービス業務を行っている。
・UTRC(ユナイテッド・テクノロジーズ・リサーチ・センター)
  ユナイテッド・テクノロジーズにおける新技術、新プロセス開発をサポートする中央研究所
  流体力学、先進材料およびエレクトロニクス、コンピュータサイエンスなどの分野のエンジニアや研究者がその技術で世界をリードしている。 

過去の関連会社
・ハミルトン・テスト・システムズ(Hamilton Test Systems)
  自動車の排気ガス試験設備。
  現在はアメリカのエンバイアロンメンタル・システム・プロダクツ(Environmental System Products)の一部。
・インモント・ペイント・アンド・レジンズ(Inmont paint and resins)
  ドイツの化学会社、BASF AGに売却された。
・モステック・セミコンダクタ
  1980年に買収、1985年にトムソンに売却後、現在STマイクロエレクトロニクス。
・ノルデン・システムズ(Norden Systems)
  ノースロップ・グラマンの傘下となり、軍事用電子システム製造会社
    ノースロップ・グラマン・ノルデン・システムズ
              (Northrop Grumman Norden Systems)
 となった。
・UTオートモーティブ
  アメリカの自動車部品
    メーカーリア・コーポレーション (Lear Corporation)
 の一部門となった。
・UTCパワー
  分散電源システム事業
  ClearEdge Powerへ売却された。
・UTCフュエルセルズ
  燃料電池事業。民生用から宇宙用まで手がける。
・UTコミュニケーションズ
  電話の通信機器会社
    Lexar
    Stromberg Carlson
 を買収したが、1985年にMemorexへ売却された。
・ロケットダイン
  ロケットエンジン製造事業。
  エアロジェットへ売却された(エアロジェット・ロケットダイン)。
・シコルスキー・エアクラフト(Sikorsky Aircraft)
  ヘリコプタ製造事業。
  ロッキード・マーティンの傘下となり、同社の一部門となった。
・キヤリア 
  世界シェア上位の空調設備メーカー。
  エア・コンディショナーなど空調システムの製造販売を行っている。
  日本では、東芝との合弁企業東芝キヤリアで事業展開している。
・オーチス・エレベータ
  世界シェア上位のエレベータ・エスカレータメーカー
  製造、設置、メンテナンスサービスを行う。
  日本法人は日本オーチス・エレベータ。
   
   
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米大統領選で共和党が違法投票を警戒 保守系団体は監視を計画?

 米国共和党が11月の大統領選で違法投票を警戒している。
 投票には米国の市民権が必要だが、連邦法が有権者にこの証明を求めていない。
 このため、不法移民が投票しかねないと問題視している。

 ただ、専門家は実際にこうしたことが起きる可能性は限定的だとしており、取り締まりを強化した州や、投票所の監視を計画する
   保守系団体
もあり、イメージ先行のトランプ集劇場型政治のひとつでもある。
 「(民主党が)不法移民を有権者登録している」といった主張を繰り返し、移民がペットの犬猫を食用に食べるなどと言った主張と同じくフェぃくニュースを繰り返す共和党候補のトランプ前大統領が放言する批判にそもそも根拠はない。

 だが共和党が多数を握る下院では7月、不法移民の有権者登録を防ぐため、市民権の証明を義務付ける法案を可決した。
 現在、有権者登録に必要なのは、主に運転免許証や州発行の身分証明書という。
 法が成立すればパスポートなどが必要になる。

 民主党側は、手続きが複雑になり、登録をやめる有権者が増えるリスクがあると非難している。
 サンフランシスコ州立大のロン・ヘイダク教授(政治学)は、不法移民による投票は「極めてまれだ」と指摘し、影響はほぼないとの見方を示す。
 一方で、南部テキサス州は市民権がない可能性がある6500人以上を2021年以降の有権者名簿から削除した。

    
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KN-23(正式名称 火星11A  Hwasong-11Ga) 北朝鮮の固体燃料式戦術弾道ミサイル 

KN-23(正式名称 火星11A  Hwasong-11Ga)
 北朝鮮の固体燃料式戦術弾道ミサイルである。
 KN-23の外観はロシアの
   イスカンデルM
および韓国の
   玄武2B短距離弾道ミサイル
に類似したもの。
 米国のシンクタンクスティムソン・センターが運営する情報分析サイト
   38ノース
では「イスカンデルMを土台に開発された」と推定している。
 KN-23はイスカンデルMと同様に準弾道軌道を飛行するミサイルであり
   十分な濃度の大気
が存在する高度50km付近で比較的平坦な軌道を取りながら、操舵翼を動作させて飛行中に進路を変更することもできる。
 重量500kgの弾頭を装着した場合の射程距離は450km。
 より軽量な弾頭を装着することによって射程を690kmまで延伸することも可能と言われる。
 弾頭は通常の単一弾頭の他、クラスター爆弾弾頭、核弾頭を搭載できると考えられている。
 弾頭は分離せず、ロケットモーターと弾頭が一体のまま目標へ突入する構造である。

 イスカンデルMに類似するKN-23であるが、直径は1.1mと推定されており、これはイスカンデルMより大きい。
 この差異はKN-23が北朝鮮の
   潜水艦発射弾道ミサイル
の1つである北極星1号(KN-11)と同一の固体ロケットモーターを使用しているためであると考えられている。
  
 北朝鮮が2018年2月8日の軍事パレードでKN-23の存在を初めて公表した。
 最初の発射実験は2019年5月4日に元山付近で行われ、発射されたミサイルは240kmを飛行し高度60kmに達した。
 ただし、この実験に際して北朝鮮が公表した映像には明らかな編集操作がなされていた。
 5日後に再び発射実験として亀城付近から2発が発射され、1発は420km、もう1発は270kmを飛行し、いずれも高度50kmに達した。
 その後同月17日までに、在韓米軍はこのミサイルに「KN-23」のコードネームを付番した。
 2019年7月25日に行われた3回目の発射実験では、発射されたミサイルのうち1発がこれまでで最も長い690kmを飛行し、もう1発は430kmを飛行し日本海に着水した。
 飛行高度はいずれも50kmであった。
 2019年8月6日に行われた4回目の発射実験では、北朝鮮西岸から発射されたミサイルが平壌都市圏の上空37kmを通過し、450km飛行した。

 KN-23はロシアのウクライナ侵攻において初めて実戦投入された可能性が高い。
 アメリカ政府が機密解除した情報によると、2023年10月に北朝鮮からロシアへ複数の弾道ミサイルが引き渡された。
 その後2023年12月30日、ロシア連邦軍はウクライナへのミサイル攻撃を行った。
 この際着弾地点から発見された破片に、KN-23あるいはKN-24に特徴的な部品が含まれていたと報告されている。
 報告によると、ミサイルに取り付けられていた気圧計にチョソングルが書かれていたほか、 各種の部品に北朝鮮国内の工場名と思しき刻印がなされていた。

 イギリスに本部を置く
   紛争兵器研究所
の調査によると、ハルキウへの攻撃に用いられたKN-23の誘導制御装置の部品のうち、75%がアメリカ製の部品をベースとしたものであった。
 また、ハルキウ地方検察庁が発表した調査の中間報告によると、KN-23と思しきミサイルの部品にはソ連・ロシア製のミサイルの特徴である詳細な刻印や製造担当者の署名がないこと、配線が電線管の中でむき出しの状態となっており、イスカンデルMでは施されている電子戦への防護がなされていないことが明らかになっている。
 報告ではミサイルの種類の断定を避けており、ロシア製イスカンデルMの戦時設計版などの可能性も示唆している。
 ただ、状況証拠を総合するとKN-23である可能性が最も高いとしている。

 なお、2024年2月16日までにウクライナ側がまとめたデータによると、ロシア軍は北朝鮮から提供されたKN-23及びKN-24を計24発使用しているが、いずれも精度が低いと報告されている。
 精度が低い要因の1つとして
   日本製や欧州製を装った模倣品の部品が
KN-23及びKN-24に使われていることが関係しているとの指摘もある。

 同年7月31日ごろよりロシア軍によるKN-23の使用が再開され、ウクライナ空軍司令部による集計では同年8月6日から26日にかけて24発のKN-23とみられるミサイルの飛来が報告されている。
 なお、2次投入においても引き続き精度の低さが露呈しており、またKN-23の2次投入開始と同時期にイスカンデルMの戦術運用の報告が増加したことから、ロシア軍は前線の戦術目標への精密攻撃にイスカンデルMを、後方の戦略目標(都市攻撃など)への攻撃にKN-23を使用するようにしている可能性が示唆されている。
  
    
posted by manekineco at 07:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 株銘柄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

衝撃の3連発で「51-51」弾に球史に残るとどめの一撃となった!!

 勝てばポストシーズン進出が決まる試合で、ドジャースの
   大谷翔平選手
が自身初の6安打、3打席連続ホームラン、10打点を記録した。
 また、メジャー史上初となる「51-51」を達成する驚異的な活躍を見せた。

 この試合で3本目のアーチがライトスタンド上段に突き刺さった瞬間、現地実況は
   「Greatest day in baseball history!」(ベースボールの歴史で最も偉大な日だ)
と絶叫する動画が流れた。
 しばしの沈黙のあと「大谷は人間じゃない」とつぶやいている。

 いつもどおりの「1番・DH」でスタメン出場した大谷は、第1打席であと少しでスタンドインかというフェンス直撃のツーベースを打って出塁、すかさず三盗を決め今季の盗塁数を50の大台に乗せた。
 続く第2打席は2死一、二塁の場面でライト前タイムリーだった。
 ここでも盗塁を決め51盗塁をもぎ取ると、第3打席では死一、三塁のチャンスに左中間へ2点タイムリーツーベースを放つなど大暴れ状態となった。

 第4打席でランナー二塁からライトへ完璧な49号2ランを放ったことで51盗塁とあわせ「49-49」をクリアさせた。
 第5打席でも三塁に走者を置いて2打席連続の2ランを放ち、日本選手初の50号で「50-50」をクリアした。
 5打数5安打2本塁打7打点という圧巻の数字でこの日は終わるかと思われた9回、大差がついたため投手ではなく野手が登板した。
 マーリンズのブルーハン内野手が死球とヒットでランナーを2人出したため、再び大谷に6打席目が回ってきた。
 ここで大谷は3球目をフルスイングすると、ライトスタンドのアッパーデッキへ打球速度113.6マイル(約182.8キロ)を放った。
 飛距離440フィート(約134.1メートル)の特大弾で3打席連続となる51号3ランで「51-51」に到達した。

 これには現地実況も「Oh my gosh! Greatest day in baseball history!」(なんてことだ。ベースボールの歴史で最も偉大な日だ)と絶叫。そして大谷がダイヤモンドを一周するのを見ながら絶句してしまう。その後ホームを踏む大谷を見ながら「This is not real life」(これは現実ではない)「He is not human」(大谷は人間じゃない)と叫んだ。
  
  
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ウクライナ進行に伴うロシア軍の動員から2年 妻らが帰還を訴え 取材記者の拘束で情報遮断の動き

 ロシアの首都モスクワの国防省の前にでウクライナへの侵攻などに動員された兵士の妻らが集まり
   兵士の帰還
を求めた。
 拘束された人も出ているとの情報が流れている。

 ロシアのプーチン大統領が命じた「部分的動員」から2年目となる21日に、モスクワの国防省前では動員された兵士の妻ら約20人が集まり、動員兵の除隊を要求した。
 独立系メディアなどの報道では、周囲でこのデモを取材をしていた記者らが治安当局に拘束されたという。
 8月にウクライナ軍がロシア西部のクルスク州の一部を制圧して以来、ロシア国内では兵力の増強のため、さらなる動員が行われるのではとの見方が強まっており、プーチン政権にとって不都合な事実をロシア国民に流さないように口を封じる動きが出ている。

     
  
posted by manekineco at 06:04| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース・話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする