トランプ次期米大統領は、同氏が同国史上最大規模と呼ぶ不法移民の強制送還を実行するため、米軍を利用する意向を確認した。
トランプ氏は18日早く、自身のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」に「本当だ!!!」と投稿し、保守系行政監視団体
ジュディシャル・ウォッチ
の代表、トム・フィットン氏の投稿に返信した。
フィットン氏はトランプ氏について、「国家非常事態を」宣言する用意があり、
集団強制送還プログラム
を通じてバイデン政権下の侵入を逆転させるために「軍事資産を使用する」と伝えられているとコメントしていた。
トランプ氏は大統領選で、米国とメキシコの国境の壁の建設を完了させ、地元の法執行機関や州兵の力を借りることも含め、不法移民を大量に強制送還することで国境の安全を確保すると公約していた。
来年1月の政権2期目の発足に向けて、次期大統領の移民チームが具体化してきた。
トランプ氏は、サウスダコタ州のノーム知事を国土安全保障省長官、政権1期目で移民税関捜査局(ICE)局長代理を務めた
トム・ホーマン氏
を「ボーダーツァー(国境の皇帝)」とトランプ氏が呼ぶ国境警備・管理と不法移民送還の包括的責任者に起用する。
ただ、トランプ氏と同氏のチームは、大規模な強制送還をどのように実行するのか、その概要を明らかにしていない。
そのためには、議会からの多額の資金と、帰還移民を受け入れる用意のある国々の協力が必要となる。
ロジスティクスや資金面でのハードルだけでなく、多数の移民を米国から強制送還する取り組みは法的な課題に直面する可能性がある。
posted by manekineco at 09:00|
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