2025年01月30日

素人は「流動性の呪い」に注意を、銘柄選別は無益

 投資会社バークシャー・ハサウェイの会長である資産家で著名な投資家
は、投資家向けの年次書簡で、株式投資では
   不動産
を購入する時と同じように
   短期的な価格の変動
ではなく長期的な収益の可能性に注目するべきだと説き頻繁な株式売買を避けるよう投資家に忠告した。

 この書簡の抜粋が24日、フォーチュン誌のウェブサイトに掲載された。

 バフェット氏は、1986年から保有しているバークシャーを
   バイ・アンド・ホールド
の長期投資アプローチによって
   2800億ドル(約28兆7000億円)規模
の企業に育て上げた。
 同社はコカ・コーラやアメリカン・エキスプレス、ウェルズ・ファーゴの筆頭株主となっている。

 バフェット氏は、農場や集合住宅だったら何十年でもじっと保有していられるのに、大量の株価情報を見せられると大慌てするのはよくあることだと語った。

 流動性は文句のつけようのない恩恵であるのに、こういう人々にとっては呪いへと変身してしまうと記述している。

 個人投資家は自分(バフェット氏)のように銘柄を選ぶのではなく、S&P500種株価指数構成銘柄全てを含むファンドを買う方が良いかもしれない。

 素人は値上がり銘柄を選ぼうとするべきではない。
 何も知らなくても投資先を分散しコストを最小限に抑えればほぼ確実に満足できる結果が得られるという。

  
ひとこと
 儲けが増えれば欲が出る。この欲が投資判断を誤らせることになる。
 数字が増えることを考えるような心境になるのが必要だが、我々本人には難しい。 

   
posted by manekineco at 06:57| 語彙・語句・ことわざ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする