2016年07月11日

「適正な捜査」といえるレベルにも値しない。


 警視庁は8日、町田署組織犯罪対策課の男性警部補(43)を
   覚せい剤取締法違反事件
で適正な捜査をしなかったとして、戒告の懲戒処分とした。

 同警部補は昨年3月、覚醒剤事件の男性容疑者の尿を入れた容器に男性の氏名を記載せず、冷蔵庫で20日間放置した。
 署内の指摘を受けて部下の巡査部長に尿の採取に関する書類を作成させた。

 この際も確認を怠り、巡査部長が採尿に立ち会ったとする虚偽の書類を作ったことを把握していなかった。

 この捜査の過程で虚偽の書類を作成したとして、男性巡査部長(34)も虚偽有印公文書作成・同行使容疑で書類送検し、警務部長訓戒とした。


 事件を巡っては東京地裁立川支部が今年3月、「捜査は極めてずさんで信用できない」として、男性に無罪(求刑懲役2年)を言い渡し、確定した。

 判決では警察が尿をすり替えた疑いがあるとも言及したが、警視庁は警部補と一緒にいた捜査員の目撃証言などから「すり替えはなかった」と結論づけた。

 滝沢幹滋・警視庁警務部参事官は「業務管理を徹底し、再発防止に努める」としている。
  



ひとこと

 捜査における証拠物の管理が杜撰なのは犯罪の証拠の価値をなくす行為そのものであり問題だ。
 鑑識などへの引継ぎなどの手抜かりもある。
 そもそも事件を処理しているという意識が欠落しており、いったい何を考えて放置したのかが問題の根にある。

 別の捜査が忙しいのであれば、引き継げばいい話だ。証拠物の被疑者の指名記載がないこと自体が考えられない手抜きであり、それを20日も冷蔵庫で保管したのも問題で、目が届いていない証拠の価値はゼロだ。

 一部の捜査員の能力の不足だと考えられるが、基本的な知識や能力が身についていない者が空席を埋めるために配置することで組織をダメにする典型的な例といえるものだ。

 適正に業務を行っている大多数には迷惑な行為であり、業務管理を徹底することは当たり前のことだが、こうした者をその職務につけた過程の調査が必要であり、より先にすべきだろう。



 
  

   
posted by manekineco at 02:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース・話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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