マイケル・トーマス・フリン
(Michael Thomas Flynn)
1958年12月 ―
米国陸軍の元中将でイラク戦争やアフガニスタン戦争に従軍している。
軍事分野の外交アドバイザー
2012年から2014年までオバマ政権内において国防情報局長官を務めた。
ロードアイランド州ミドルタウンで、銀行家の
チャールズ・フランシス・フリン
と不動産業の
ヘレン・フランシス
の子として生まれ、1981年にロードアイランド大学経営学部で理学士を取得した。
予備役将校訓練課程(ROTC)を修了、1981年にアメリカ陸軍に入隊した。
陸軍では情報畑を歩んだという。
フリン氏はイスラム教について
「悪性のガンである」
などと発言するなど米国メディアから「宗教差別」であると非難されてきた。
2016年より大統領選挙に立候補していた
ドナルド・トランプ氏
の軍事顧問として雇われ、選挙戦でトランプ氏に助言してきた。
一方、世界中の顧客を相手にしたコンサルティング業も行っており、トルコの
レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領
とも強いつながりを持つ人物も顧客に含まれている。
2016年7月にはネオコンの
マイケル・リーディン
と「The Field of Fight: How We Can Win the Global War Against Radical Islam and Its Allies」という本を出版した。
イスラム過激派とイランや北朝鮮など反米反イスラエル国家への強硬姿勢を示した。
2016年10月11日に来日し、自民党本部で講演、菅義偉官房長官など日本政府要人と会談を行った。
2016年10月11日に来日し、自民党本部で講演、菅義偉官房長官など日本政府要人と会談を行った。
トランプの選挙勝利後、国防長官や大統領補佐官などに起用されることが検討されていると報道がされたものの、最終的には国家安全保障問題担当大統領補佐官に指名された。
2017年2月13日、ロシア政府による大統領選挙への介入疑惑が発覚し、トランプ政権の国家安全保障問題担当大統領補佐官を辞任した。
2017年2月13日、ロシア政府による大統領選挙への介入疑惑が発覚し、トランプ政権の国家安全保障問題担当大統領補佐官を辞任した。
補佐官に就任前のフリンがセルゲイ・キスリャク・ロシア連邦駐米大使とロシア制裁問題を話し合ったとされる疑惑は、許可を受けない
民間人が外交交渉に介入すること
を禁じる法律であるローガン法(Logan Act)に抵触するおそれがあった。
米国議会上院情報委員会から関連書類の提出を求められているが提出せず、拒否権行使という名目で召喚も拒否している。
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