2018年06月23日

隠された権力者


 韓国に亡命した元駐英北朝鮮公使
   太永浩(テ・ヨンホ)氏
は、歴代金王朝の血統を見れば酒好きのDNAを持っているといったことが
   近著「3階書記室の暗号 太永浩の証言」(原題)
の中で北朝鮮の金正恩党委員長が「酒豪」であることを明らかにしている。


   
   
 
 金委員長は4月27日の南北首脳会談後に催された晩餐会でも何度も杯を空けていたとされる。
 また、3月の初の中国訪問時の晩餐会でも酒杯を手にしていたという。

 父の金正日総書記は「喜び組」パーティーで知られる遊び人であり、権力を独占するため政敵の多くを粛清し、朝鮮戦争を仕掛けた祖父の金日成主席も大の酒飲みとのこと。
 
 
 金正恩氏の兄金正哲(ジョンチョル)氏が2015年5月にエリック・クラプトンの公演を見に、ロンドンを訪れたときの話。
 
 正哲氏は金王朝の一員らしく、やはり人使いの荒いが、大使館員たちの苦労をねぎらう気持ちは持っていたという。


 ホテルの自室で大使館員らに酒をふるまう金正哲氏に、太永浩氏が「ご返杯」しようとした。
 この時、金正哲氏は「それを断る」と、平壌出発に先立ち会いに行った相手から「一杯やろう」と勧められ、飲み過ぎてしまったのだと説明したという。
 
 そして、その相手が酒も飲めないくせに「私に飲もうと言うものだから」と語ったという。
 
 太永浩氏によれば、北朝鮮では幹部が海外出張に出る際、「上役に報告」に行くのが慣例で、金正哲氏の場合は金正恩氏のほかに考えられなかったという。
 
 しかしそれでは、話の筋が通らない。
  

   

  
 金正恩氏は元NBAスター選手のデニス・ロッドマンとエリート女学生をはべらせた乱痴気パーティーをするなど、以前から酒飲みとして知られているためだ。
 
 また、北朝鮮の幹部が目下の者に酒を進める場合
   「チュ〜ッ、ネラ(ぐいっといけ)」
と命令して、イッキ飲みさせるのが普通という。
 
 金正哲氏も、それで飲み過ぎたということは、金王朝の次男坊である同氏に「イッキ飲み」させることのできる人物は、金正恩氏とも同じくらい近しいということになる。
 
 
 最高指導者になる前に金正恩氏にも「イッキ飲み」させていた人物は金正日総書記と、3人目の妻
   金英淑
の長女である
   金雪松(キム・ソルソン)氏
ということになるようだ。
 なお、金正日の1番目の妻は洪一茜で、クアランプールで暗殺された
   金正男
と姉がいたが、1番目の妻とは結婚していなかった為、金英淑は2番目の妻となるが金雪松が事実上の長女となる。
 
 また、金雪松は3番目の妻が母親である金正哲・正恩・与正(ヨジョン)兄妹の異母姉という関係。
 なお、エリート外交官の太永浩氏ですら「詳しく知らない」と言う金雪松氏は、北朝鮮において
   隠された権力者
という。


   


    
posted by manekineco at 08:03| Comment(0) | ニュース・話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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