2018年07月22日

杜撰な宣言で、米朝間では今月27日の朝鮮戦争の休戦協定締結65年を前にして神経戦が続いている。


 6月12日にシンガポールで開催された
   米朝首脳会談
からおよそ40日が経過するものの共同宣言の内容の詰めに甘さがあり、解釈においては齟齬が目立っている。
 成果を強調しているものの杜撰な内容であり、話し合いで時間を取られる最悪の状況を作り出している。

 米韓軍事演習の停止により、有事の場合の指揮系統の訓練が出来ず経験も積めない将兵が増えることが懸念される。

 トランプ政権が推し進める政策の多くが、杜撰なものばかりで米国内でも多くの摩擦を引き起こし対立軸を増やしている。


 米国と北朝鮮の間では対話モードが継続するが、非核化のロードマップの作成に時間が要し目立った進展がない状況だ。


 ポンペオ米国務長官が今月6〜7日に訪朝して以降、北朝鮮は米国に対し
   非核化に向けた措置
よりも朝鮮戦争(1950〜53年)の終結宣言を優先させるよう繰り返し求めた。

 今月27日の休戦協定締結65年を前に、米朝間では神経戦が続いている。

 そもそも、朝鮮戦争は日本が連合国に無条件降伏したのち、中国大陸から蒋介石の国民革命軍を台湾に追いだした毛沢東が率いる人民解放軍が大陸を支配し、ソ連のスターリンの支持を受けた
   金日成
が準備万端のもと突然軍事行動を開始したものだ。


   


 北朝鮮の祖国平和統一委員会のウェブサイト「我が民族同士」では21日、朝鮮戦争について
   「終戦宣言の採択」
は、歴史的な南北首脳会談と米朝首脳会談で合意された問題だと強調したうえ
   朝鮮半島の緊張緩和
と強固な平和体制構築に向けた最初の工程であり、米朝間の信頼醸成のために不可欠な要求だと主張した。


 これに対し米国は、訪朝を終えたポンペオ氏が8日
   非核化と米朝間の平和的関係の樹立
などを同時並行的に進めると言及する段階で非核化の道を探る動きが出来ていないなど、協議の進め方を巡る立場にもずれが残っている状況にある。


 一方では、北朝鮮にとって軍地力を削減する非核化の筋道を整えるよりも、金もかけずに成果を引きだせ容易に前進させる「朝鮮戦争」で死亡・行方不明となった米兵の遺骨返還問題をカードとして先にテーブルの上に出して見せつけ、米国からの経済支援を誘う明確な意思表示があった。


   


 米軍準機関紙である「星条旗新聞」は17日、北朝鮮が27日にも
   米兵の遺骨50〜55体
を返還する予定だと報じた。

 北朝鮮は米国に対し「同時行動の原則」を掲げて、遺骨返還に応じる見返りに、米国により強く終結宣言などを求める可能性が高い。

 そもそも、同時行動の原則を主張するが、約束を守る保障があるのかも疑問が残る。


   
 


  
posted by manekineco at 06:41| Comment(0) | ニュース・話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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