世界保健機関(WHO)が電子メールで5日送付した資料によると、コンゴ民主共和国(旧ザイール)北東部の北キブ州で
エボラ出血熱
の感染が疑われていた38件中、3日時点で、少なくとも13件確認され、流行の度合いが警戒されている。
感染は13件が確認され、25件は感染の可能性が高いとされた。
また、近隣のイトゥリ州でも感染疑い例が複数あるという。
ルワンダ、ウガンダ両国と国境を接している北キブ州は交易による越境移動が活発な地域で人の活動とともに拡大していく可能性が懸念される。
コンゴでのエボラ出血熱の流行は今年2回目という。
政府は5月8日に北西部の赤道州ビコロで流行を宣言した。
これまで33人が犠牲となっていたが、その終息宣言を同国保健省は先月出したばかりだった。