韓国の民間シンクタンク「峨山政策研究院」は19日に、「2019年国際情勢展望」と題したリポートで「韓国にとって19年は選択の一年になり、戦略的選択の岐路に立つことになる」と予想し、韓国が来年も北朝鮮問題ばかりに集中すれば
北東アジアのパワーバランス
が変化する過程で
コリア・パッシング(韓国外し)
が現実化する恐れがある」と指摘した。
同研究院では「19年は自由主義の国際秩序と非自由主義の国際秩序が更に激しく競争し、勢力拡大と連携が一層際立ってくるだろう」として「非自由主義勢力が反発して両陣営が衝突し、両陣営の勢力編成や戦略的競争が激しくなる」との見通しを示した。
さらに、朝鮮半島と北東アジアを取り巻く米国、日本、中国、ロシアといった大国間で地政学的な競争や摩擦が激しくなり、勢力の再編成も激化するだろう」とした上で「これは韓国が北朝鮮問題だけでなく、北東アジア地域の長期的安保構造の枠組みについてどう考え、対応していくのかに関する中長期的な選択の問題」と指摘した。