2019年06月02日

自力の防衛力確保が必要


 米国のトランプ大統領が横須賀基地で28日、日本の安倍晋三首相と共に空母化改造が決まっている「いずも型」ヘリ空母の「かが」を視察し報道陣に公開した。
 
 現状では、「いずも」にせよ「ひゅうが」が米国との安保条約の影響もあり
   単独の作戦能力
は依然として限定的水準を確保しているだけの段階だ。
 
 日本の艦隊には艦載固定翼哨戒機を配備していないため空母艦隊の
   早期警戒範囲
が限られ、索敵活動が行うことすらできていない。
 
 また、ステルス機、ステルス巡航ミサイルの攻撃に対して脆弱性がある。
 また、艦載機の数も空母の規模が限定的で、2隻の空母にF-35Bを20機しか艦載できないため中国軍が量で攻撃する戦術で侵攻し攻撃を受けることになれば迎撃することは難しく自らの生存にも問題が生じることになりかねない。

 そのため日本の空母は、低強度作戦環境では
   制空権争奪
   対地攻撃
が戦術として有効となる。 
 
 日本の空母はその他の駆逐艦、護衛艦、潜水艦と艦隊を組み、改造後の空母が旗艦になり、イージス艦の「あたご型」「こんごう型」の大型フェイズドアレイレーダーが長距離高空早期警戒を担当、哨戒ヘリコプターが低空早期警戒を担当し、F-35Bによる艦隊防空もしくは対地攻撃を誘導する体系だ。
 
 こうすることでステルス機を配備していない北朝鮮軍など二流の相手国に対しては大きなプレッシャーを形成できることになる。

 次に、航空自衛隊の協力を受けて日本周辺の複雑な事態に対処する戦術を考えると、例えば中国軍の沖縄や台湾などへの侵攻など「南西の有事」の際に、日本の空母艦隊は航空自衛隊の哨戒機などのサポートを受けながら
   けん制作戦
を展開し、陸上基地化らの航空自衛隊との相互支援活動におる迎撃・反撃をすることも可能だ。
 
 航空自衛隊の勢力と協力することで、強い相手国に対して一定強度の作戦は展開できる。
 ただ、保有する火器弾薬類の消耗が著しくなるため、補給の確実な確保が重要となる。

 日本本土から遠く離れた状況下で米海軍と協力し強い相手国に対応する必要が生じる事態では、海自は兵站線の維持が不可能であることから米海軍との共同作戦に期待するしかない。
  
 本土から遠く離れた場合、海自の後方支援及び情報保障能力が不十分で兵站線が維持できなければ殲滅される危険が高まるためだ。
 
 中国やロシアなど相手国が長距離対艦能力が高く、ステルス機と原潜を持つ場合、海自の艦隊は単独で作戦を展開できない状況にあり、インド洋に進出する中国軍の拠点確保が経済協力の名の下に強まっており、日本経済の生命線でもあるシーレーンが寸断されるリスクに晒されたままだ。

 集団的自衛権の確立で、将来的に米日は、F-35Bの相互着艦訓練を実施できるが、米海兵隊は日本に配備したF-35B中隊を「かが」の改造後、米海兵隊のF-35Bが日本の空母に着艦し、日本側の人員のサポート経験を蓄積できることも戦術的には有効だ。
 
 当然、日本もF-35Bを導入後、米国の強襲揚陸艦に着艦し、操作技能を磨くことができる。
 
 なお、日本の国防を考えれば、米軍の協力なしに自力で日本に対して攻撃を仕掛ける手気に対抗する戦力が単独で保持できる水準まで武装する必要があるのは明らかだ。
 
 米国の政権の思惑ひとつで軍事的緊張状態において、防衛面の支援が得られない事態まで想定しておく必要がある。
 共同作戦でも、日本の兵員に極度の消耗を強いる戦域へ投入を強いる場合の選択が出来ないような指揮権(統帥権)の提供をさせられることがない水準まで武装しておくことが一番重要だろう。


   
posted by manekineco at 05:46| Comment(0) | ニュース・話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。