独紙ツァイト(電子版)は27日、20カ国・地域首脳会議(G20大阪サミット)に際して安倍晋三首相についての論評を掲載し、「国際政治の場で、みんなのお気に入りのようになっている」と分析して、対立が深まる大国間の調停役に適任と評価した。
この論評は、「現在、各大国の調停役を担う首脳が必要とされるのなら、それはおそらく安倍(首相)だ」と指摘した。
なお、安倍氏はナショナリストとされるが、同時に
多国間主義者
でもあると解説している。
具体例として、米国が離脱した
環太平洋連携協定(TPP)
の妥結にこぎ着けたことや、欧州連合(EU)との経済連携協定(EPA)締結を挙げた。
このほか、トランプ米大統領、習近平中国国家主席の双方との関係を構築している点に言及。両首脳がG20で会談するのを決めたことで「安倍氏は一定の成果を挙げた」と強調した。
ひとこと
信念がなく時流に流され易いということにもなりかねない。