2020年01月09日

人事報復


 韓国法務部は8日、チョ国(チョ・グク)前法務部長官の親族に関するスキャンダルや青瓦台(大統領府)による市長選介入疑惑などの捜査を指揮していた大検察庁(最高検)の幹部ら32人を13日付で交代する人事を発表した。
 
 文在寅(ムン・ジェイン)政権の検察改革に対する意思を示す人事により
   尹錫悦(ユン・ソクヨル)検事総長
の側近の多くが大検察庁から離れ、政権にとって都合が悪い捜査の妨害との批判が出ている。
 
 
 こうした措置は徴用工問題の判決の前に多くの判事を入れ替えた政治的謀略と同じ構図だ。
 
 司法制度も勝手に変えてきた韓国政治の胡散臭さは今も同じであり、法治国家を装うだけであり、真実は常に隠蔽して私的な思惑で結果を作り出している手法だ。
 チョ氏の親族に関する疑惑の捜査と、同氏が青瓦台民情首席秘書官だった2017年に文在寅大統領の盟友である故・盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の秘書などを務めた柳在洙(ユ・ジェス)前釜山市副市長の不正をもみ消したとされる疑惑の捜査を指揮している
   大検察庁反腐敗・強力部
の韓東勲(ハン・ドンフン)部長は釜山高検の次席検事に、青瓦台の蔚山市長選介入疑惑を捜査していた
   大検察庁公共捜査部
の朴チャン浩(パク・チャンホ)部長検事は済州地裁の検事正に異動させている。
 また、大検察庁の刑事部長や企画調整部長、科学捜査部長ら幹部が一斉に異動になっており、一線からは退く措置が取られた。
 
 法務部では「特定の部署を中心とするこれまでの人事から抜け出し、これまで正当に評価されていなかった一線の優秀な検事たちを積極的に重用した人事」と苦しい言い分けに終始しているようだ。
 今回の人事について、政治に影響を与えるほど強大な権限を持つ検察の改革を後押ししてきた与党「共に民主党」は「適切な人事」と歓迎した。
 
 一方で最大野党の「自由韓国党」は政権の保身のための強権発動だと激しく反発しており、捜査妨害の疑いは極めて強い強硬措置ともいえる報復だろう。
 
   

posted by manekineco at 19:35| Comment(0) | ニュース・話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。