2020年05月06日

コロナウィルスの流行状況をまとめた報告書(米国)


 米国疾病管理予防センター(CDC)は公式サイトで
   アン・シュチャット上席副主任
らが米国の新型コロナウイルスの流行状況をまとめた
   分析報告
を掲載した。

 報告には、持続的な旅行者の入国、大規模な集会、防護措置の不足、検査が不充分という
   4つの問題
が米国での感染症蔓延を「制御不能」にしたと指摘している。

 報告は米国の感染症蔓延を次の3段階に分けた。
 1月21日から2月23日、米国本土での感染者はわずか14人で、そのほかに海外から帰国した39人が感染した。
 2月下旬、感染症流行地域への渡航歴がない、および
   接触歴を追跡できない感染者
が現れ、感染症が米国本土に蔓延し始めていることを示した。

 3月中旬から4月21日、新型コロナウイルスの感染が広範囲に急速に広まった。
 感染者が急増し、その間に感染が報告された大多数がコミュニティ感染となった。

 米国での感染症蔓延を加速させた4つの理由として、

 1つ目は、政府が
   渡航制限令
を迅速に発表せず
   海外からの侵入が増加
し続けた。

 2月、感染症が広範囲に急速に蔓延していたイタリアからの旅行者約14万人とシェンゲン圏(1985年に署名されたシェンゲン協定が適用されるヨーロッパの26の国の領域)からの旅行者約174万人が米国に入国した。

 3月、ニューヨーク都市圏で収集したウィルス株を
   シークエンシング(DNAを構成するヌクレオチドの結合順序(塩基配列)を決定すること)
したところ、これらは欧州または米国のその他の地区から来たことがわかった。

 2つ目は、各地から大勢が
   大規模集会
に参加したことが初期の拡散につながった。
 2月、米国本土での感染者は多くなく、拡散は抑えられたと思われていた。
 連邦政府と地方政府は密集の制限を迅速に促さなかった。

 2月の最後の週、ルイジアナ州で行われた100万人以上が参加したカーニバル、ボストンで開かれた175人が出席した国際専門会議、ジョージア州オールバニで行われた約100人が参列した葬儀などの数回の大規模集会により感染症が拡散した。

 3つ目は
   防護措置
が不充分だったことで、ウイルスが長期介護機関や病院などのハイリスクな場所およびニューヨーク都市圏などの人口密集区域に入り、感染が拡大した。

 CDCは4月3日になってようやく指導意見を発表し、公共場所でマスクを着用し感染を減らすよう要請した。

 4つ目は
   ウイルス検査
の難易度が高く、米国での流行初期と拡大加速段階に
   大量の発見されていない感染者
が存在した。

 新型コロナウイルスの蔓延が米国のインフルエンザの時期と重なり、感染拡大の初期段階で、米国各地の
   呼吸道疾患観測システム
は従来と異なる発症の動向を識別しなかった。
 そのほか、米国の
   検査規模が限られていたこと
により、すべての病例を発見できず
   無症状感染者
の存在も発見と感染抑制を難しくした。

 ただ、トランプ政権による予算制限などの報復の恐れもあるためか、報告では「ミス」を直接指摘していない。

 ただ、報告で列挙した4大要素は米国政府の
   政策判断ミス
と関係しているものだ。

 報告は、これらの米国での感染拡大要因を確認することは、今後の政策決定への情報提供につながると指摘した。

 新型コロナウイルスの米国での感染は今も続いている。
 多くの米国人が感染しやすい状況にあるため
   ウイルスの拡散
を阻止する努力を継続する必要があると続けた。


ひとこと

 客観的な分析だろう。
 日本の安倍政権の対応の遅れは、米国の報告以上に悪質であり、また、野党政治家の素行も同じ様なものだ。


   
posted by manekineco at 06:36| Comment(0) | ニュース・話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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