欧州株式市場ではフランスの国際総合メディア企業グループの
ビベンディ
の株価が急伸、一時24%高と、1日の上昇率としては1989年の上場以来で最大を記録した。
傘下企業で利益を出しているユニバーサル・ミュージック・グループ(UMG)について、ビベンディが年末までにスピンオフする計画を発表したことが好感された。
ビベンディは当初、2023年初めまでにUMGを上場する計画だった。
中国のテンセント・ホールディングス(騰訊)が主導する企業連合へのUMG株10%の売却完了を受けて上場時期の見通しを前倒ししたという。
13日の発表によると、この売却でのUMGの評価額は
300億ユーロ(約3兆8300億円)
だった。
同企業連合によるUMGの持ち株比率は20%となった。
また、UMG株主資本の60%をビベンディ株主に分配することを検討する意向も明らかにした。