ゴールドマン・サックス・グループのストラテジスト
ロトフィ・カルイ氏
らのグループは20日付の顧客向けリポートで、米国は他国に比べて資本を銀行に依存する度合いが低いと指摘、貸し付け基準が引き上げられても借り手への影響はそれほど大きくない可能性があるとの見方を示すなど、米国のクレジットに対して強気な見通しを維持して、今年3月の相次ぐ銀行破綻を受けて厳格化された融資基準を企業は乗り切れるとみる。
ストラテジストらは「本格的な金融危機のリスクが一段落した今、議論の焦点は3月の銀行破綻の余波を消化する経済と市場の実力に移った」とし、「大手企業や高格付け企業は財務に高い柔軟性があることから、より厳しい銀行の融資基準に対応できる」と論じた。