2023年05月03日

NY株等が大幅安、地銀急落で懸念再燃


 米国株式市場では2日、地銀株が売り込まれ、金融銘柄が重しとなった。
 金融安定を巡る懸念が再燃、他の銘柄も幅広く売られ、安全資産への逃避の動きが加速した。

 米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策決定をあす3日に控える中、地銀のパックウェスト・バンコープとウェスタン・アライアンス・バンコープは共に急落した。
 パックウェストは27%超値下がり、ウェスタン・アライアンスも15%を超える下げとなった。

 銀行破綻に起因した金融ストレスに加え、当局は根強いインフレと経済減速を示すデータとの間で身動きが取れない。
 
 この日発表された3月の労働省雇用動態調査(JOLTS)によれば、求人件数は市場の予想以上に減少した。
 さらに、米債務上限の議論を巡る懸念も強まっている。

 スワップ市場では、3日のFOMC政策決定についてはなお0.25ポイントの利上げが織り込まれている。
 ただ、その後の追加利上げについては織り込み具合が後退した一方で、年内の利下げに対する織り込みは強まっている。

 ファースト・リパブリック・バンクが買収されたことで前日はウォール街に安堵感が広がっていたものの持続しなかった。

株式終値前営業日比変化率
 S&P500種株価指数4119.58-48.29-1.16%
 ダウ工業株30種平均33684.53-367.17-1.08%
 ナスダック総合指数12080.51-132.09-1.08%
  

   
posted by manekineco at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース・話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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