紙おむつの「ハギーズ」やティッシュペーパーの「クリネックス」を製造する
キンバリー・クラーク
は、1−3月期に全ての製品カテゴリーで価格を10%引き上げた。
この値上げで売上量は5%減ったが、前年同期に約30%だった粗利益率は33%に上昇した。
キンバリー・クラーク
は、1−3月期に全ての製品カテゴリーで価格を10%引き上げた。
この値上げで売上量は5%減ったが、前年同期に約30%だった粗利益率は33%に上昇した。
マイケル・シュー最高経営責任者(CEO)は4月、決算発表後の電話会議で「消費者はトイレットペーパーが値上がりしても、トイレの使用回数を減らそうとはしないものだ」と述べた。
ひとこと
品質に見合った価格設定が重要だ。
収益確保のために品質を落とし、代替原料へのシフトや量や個数を減らし、見せかけの価格維持などいう卑しい思考の経営者では景気回復など出来ない。
消費者の嫌悪感を生み出すことすら気づいていないのだろう。
詐欺的行為とまでは言えないが、企業努力という名を借りた欺瞞行為でしかない。
製品の信頼性を損ねかねない対応は円安シフトと同じ流れで日本企業内に浸透してしまったのも、日銀の金融政策の害悪の結果だ。