新規失業保険申請件数(5月6日終了週)は前週比2万2000件増の26万4000件と2021年10月以来の高水準となった。
エコノミスト予想では24万5000件でハイテクや銀行などホワイトカラーの職種で始まったレイオフが経済全体で企業に影響を与え始めており、過熱気味の労働市場がゆっくりと落ち着き始めている兆しが新たに示された。
エコノミスト予想では24万5000件でハイテクや銀行などホワイトカラーの職種で始まったレイオフが経済全体で企業に影響を与え始めており、過熱気味の労働市場がゆっくりと落ち着き始めている兆しが新たに示された。
また、失業保険の継続受給者数(4月29日終了週)は1万2000人増の181万3000人で予想の182万より低かった。
なお、前週は180万1000人(速報値180万5000人)に修正された。
なお、前週は180万1000人(速報値180万5000人)に修正された。
労働市場の一部では雇用環境が悪化しており、ここ数カ月の失業保険申請件数は増加傾向にあった。
より変動の少ない失業保険申請の4週移動平均は24万5250件に増加し、2021年11月以来の高水準となった。
より変動の少ない失業保険申請の4週移動平均は24万5250件に増加し、2021年11月以来の高水準となった。
ひとこと
コロナ感染収束に伴い、経済活動の勢いの高まりやロシア軍のウクライナ侵攻に伴う商品市場の高騰などによる金融監督庁による調整で生じた1年余りにおよぶ利上げと信用状況のタイト化が経済を圧迫し続けており、今後も人員削減は続く可能性がある。