米国ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は11日、ミシガン州マーケットで行われたイベントで、「インフレは低下してきているが、当局の2%目標をなお大きく上回っている」と指摘した。
また、「全米レベルでは賃金の伸びが幾分軟化してきたが、強弱入り交じっているといった感が強い」と述べたうえ物価上昇圧力は依然として強過ぎるとの見解を示した。
また、「全米レベルでは賃金の伸びが幾分軟化してきたが、強弱入り交じっているといった感が強い」と述べたうえ物価上昇圧力は依然として強過ぎるとの見解を示した。
銀行セクターの緊張が米経済に及ぼす影響の見極めに当局者が努める中で、こうした発言を行った。
カシュカリ氏は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で議決権を有する。
カシュカリ氏は先月、シリコンバレー銀行(SVB)が3月に破綻した後、金融市場が落ち着きを取り戻しつつあるという「希望の兆し」はあると述べていた。
ただ、これはファースト・リパブリック・バンクが管理下に置かれてJPモルガン・チェースに買収される前の発言であり、発言の流れが変わった。
この買収後、地銀株は再び大幅に下落するなど不安定な値動きが続いているためだ。
ただ、これはファースト・リパブリック・バンクが管理下に置かれてJPモルガン・チェースに買収される前の発言であり、発言の流れが変わった。
この買収後、地銀株は再び大幅に下落するなど不安定な値動きが続いているためだ。