米国シカゴ地区連銀の
グールズビー総裁
は、PBSニュースアワーとの10日のインタビューで、金融当局はインフレ抑制のため積極利上げを続けてきたとしつつ、それでも
リセッションを引き起こさずに済む兆候
を当局は見いだしていると述べた。
米国経済について「航空機を急降下で着陸させたくはない。経済をリセッションに陥らせずにインフレを減速させられるよう試みている」と主張した上で、「その点で、期待できる指標がいくらか見られる。ただリセッションは可能性としては常にある」と述べた。
グールズビー総裁
は、PBSニュースアワーとの10日のインタビューで、金融当局はインフレ抑制のため積極利上げを続けてきたとしつつ、それでも
リセッションを引き起こさずに済む兆候
を当局は見いだしていると述べた。
米国経済について「航空機を急降下で着陸させたくはない。経済をリセッションに陥らせずにインフレを減速させられるよう試みている」と主張した上で、「その点で、期待できる指標がいくらか見られる。ただリセッションは可能性としては常にある」と述べた。
4月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比で4.9%上昇と、伸びは約2年ぶりに5%を切った。
また、食品とエネルギーを除くコアCPIも伸びが鈍化した。
ただ、金融当局が注目する物価指数は個人消費支出(PCE)価格指数だが、現在のところ全ての物価指数で伸び率が当局目標2%の2倍余りとなっている。
また、食品とエネルギーを除くコアCPIも伸びが鈍化した。
ただ、金融当局が注目する物価指数は個人消費支出(PCE)価格指数だが、現在のところ全ての物価指数で伸び率が当局目標2%の2倍余りとなっている。
グールズビー総裁は「そうしたコア価格指数では進展が見られるが、それでもインフレが高過ぎることをなお示している」と発言した。
なお、「2%に戻る軌道にあると安心して言えるようになるには、そうした分野全体での物価に関する情報をさらに入手し続ける必要がある」と続けた。
なお、「2%に戻る軌道にあると安心して言えるようになるには、そうした分野全体での物価に関する情報をさらに入手し続ける必要がある」と続けた。